『井上陽水全曲集』
(ポリドール POCH-1434、1994.12.1)

先に、中学生のころ
アコースティック・ギターが流行り
教室で弾いていたクラスメイトが
よく弾いていたのは
井上陽水と松山千春だと書きました。

その頃よく聴いた
松山千春の曲を収めたCDについては
前回書いた通りです。

で、井上陽水のCDも買っていまして
それが今回紹介するディスクです。

これは町田のBOOK-OFFで
買ったのだったか……。


トラックリストは以下の通り。

01.氷の世界(1973.12)3rd album A-5
02.心もよう(1973.9)4th single
03.愛は君(1972.5)1st album B-1
04.夢の中へ(1973.3)3rd single
05.人生が二度あれば(1972.3)1st single
06.神無月にかこまれて(1972.12)2nd album B-1
07.ロンドン急行(1974.10)3rd album B-3
08.断絶(1972.3)「人生が二度あれば」c/w
09.白い一日(1973.12)3rd album A-5
10.傘がない(1972.7)2nd single
11.夕立(1974.9)6th single
12.闇夜の国から(1974.4)5th single
13.夏まつり(1972.12)2nd album B-2
14.東へ西へ(1972.12)2nd album A-3
15.桜三月散歩道(1973.12)3rd album B-3
16.帰郷(1972.12)2nd album B-6
17.夜のバス(1972.12)2nd album A-6
18.小春おばさん(1973.12)3rd album B-5
19.眠りにさそわれ(1974.10)3rd album B-5
20.太陽の町(1974.10)3rd album B-6

井上陽水は最初
アンドレ・カンドレ名義で
CBSソニーから3枚のシングルを出し
その後、井上陽水名義になり
最初はポリドール・レコードから
7枚のシングルと4枚のアルバムを出しました。

本盤はその中から
20曲をセレクトしたもので
「全曲集」と謳っていますけど
もちろん、全曲入っているわけでは
ないのでして。


中学生の頃
クラスメイトがよく弾いていたのは
「東へ西へ」だったと思います。

ちょっと記憶が曖昧。

ただ、松山千春同様
ラジオの深夜放送などで
よく耳にした曲もありますし
アグネス・チャンのアルバムで
カバーされていた曲もあったりして
(「心もよう」がそう)
「東へ西へ」以外にも
何曲か聴き覚えがあるのですね。

ただ、この頃の
フォークソングの歌い手って
基本的にアルバムがメインだったので
アルバムを購入して聴かないと
一度も聴いたことがない曲がある
ということは
ざらにあったのでした。

で、中学生の頃ですし
フォークのアルバムを買う習慣なぞ
ありませんでしたから
本盤に収録された曲の中には
今回初めて聴くというのもありました。


全20曲中、記憶にあって
カラオケですぐ歌えるのは
「氷の世界」「心もよう」
「夢の中へ」「傘がない」「東へ西へ」
くらいじゃないかなあ。

歌えなくても
ああ、これは聴いたことがあるかも
というのは
「人生が二度あれば」「闇夜の国から」
くらいだったり。

「断絶」なんかは強烈な曲で
耳にしてそうなんだけど、うーん。


だから
『松山千春グレイテスト・ヒッツ』みたいに
思わずヘビロテしてしまいそうな
麻薬的な懐かしさはありません。

そこらへんが
テレビやラジオでしか聴かなかった
中坊の限界というわけでして。f^_^;


ポリドール時代の曲では
「あかずの踏切り」というのも
聴いたような気がするんですが
メロディーが思い出せない。

フォーライフ・レコードに
移ってからの曲では
「青空、ひとりきり」が
非常に印象に残ってます。

今回のはポリドール盤なので
入るわけもなく
また探さなくちゃいけないんだろうなあ。


世間的にも有名な
「リバーサイドホテル」とか
「いっそ セレナーデ」
「少年時代」なんかも
みんなフォーライフ・レーベルの曲です。

中森明菜に提供した
「飾りじゃないのよ涙は」
なんかもそう。


とか、書いているうちに
ここらへんの曲なんかも
聴いてみたくなってきました。

入手する機会があれば
またそのときにでも
取り上げられるといいなあ
とか思ってます。

そうしてまた出費が増えていく……


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