『ミステリー・ナイル/愛のテーマ』ジャケット
(セブンシーズ FMS-83、1979)

セブンシーズは
キングレコードの子会社なので
キングレコード制作
セブンシーズ発売
と書いた方が
より正確かもしれません。


以前、ちょっとふれた
『ミステリー・ナイル』シングル盤(1978)の
別ジャケ・バージョンです。

無事、入手することができました。


一般的なジャケットとは違い
紙製スリーブ・スタイルで
シート添付式ではないためか
解説の類は付いていません。

もっとも、中古で買ったので
もともとは付いていたかもしれず
正確なところは分かりません。


上記写真の裏面は
曲のタイトルを入れ替えただけの
同デザインになっています。

『ミステリー・ナイル/愛のテーマ』ジャケ別面

コワいくらい安直。(^▽^;)


A面B面とかいったような表示は
見当たりませんので
両A面ということになるのでしょうか。

片方に収録されている
「ミステリー・ナイル」は
サンディー・オニールの
「ミステリー・ナイル」と
同じ旋律です。

サックスやトランペットなどが
リード・メロディーを演奏し
サビの部分で女性コーラスによる
♪ミステリー・ナイル
というヴォーカルが入ります。

いってしまえば
ガイド付きカラオケですが
サンディー・オニール盤のB面とは
アレンジが違うのがポイント。


もう片面に収録されている
「愛のテーマ」Duet は
ニーノ・ロータ作曲となっていますので
おそらく映画のサントラのひとつですね。

さくっとDVDで確認してみたところ
ミア・ファロー演じるジャクリーンが
婚約者のサイモンを乗せて
富豪の親友リネットの屋敷に向かう
途上の車中の場面から
ジャクリーンとサイモンが会う場面にかけて
聴くことができます。

オープニング・テーマないし
エンディングのテーマでも
メイン・テーマ(?)と絡ませて
「愛のテーマ」の流麗な弦の旋律を
確認することができます。

他のシーンでも
使われているかも知れませんが
いずれにせよ
映画の旋律であることは
間違いなさそうで。


もっとも
本盤に収録されているものが
本家本元の演奏
すなわち、オリジナルとは
限らないわけですけどね。

本盤の演奏は
マッシモ・レオーネ・オーケストラ。

映画音楽の
コンピレーション・アルバムに
何枚か参加しているようですが
正体は不明。

映画の方は
テロップを見ても
指揮マーカス・ドッズとあるだけで
演奏者まで出てませんでした。


こちらのページでは

http://www.ne.jp/asahi/betty/boop/deathonile.htm

東芝EMI 盤のカバーだと
断定されています。

要するにパチもんということですか?!

本盤の発売年は
東芝EMI 盤の1年あと
ということからして
そういうことなんでしょうかね。

1年経てば
こういうのが出せるなんて
摩訶不思議な業界ですなあ。


ペタしてね