
(Orange Mountain Music OMM-0098、2014)
オリジナル・タイトルは
The Complete Piano Etudes です。
原題をカタカナで表記するだけ
というのはツマらないので
(今回の場合、やたら長くなるし)
それっぽく日本語タイトルにしてみました。
単なる趣味です。(^^ゞ
フィリップ・グラスのCDを
ネットで検索して探していた頃に
新譜で見つけました。
たしか
タワーレコードのオンラインショップで
だったと思います。
輸入盤なので
日本語のライナーはないのですが
Complete の文字に惹かれたのと
ピアノ・ソロということで
購入しました。
ここに収録されている曲は
2006年録音の
『ミニマル・ピアノ・コレクション』に
入ってないので
本盤で聴くのが初めて。
それもそのはず、
最初の6曲こそ
1994年に作曲されましたが
最後の3曲は
2013年初演だったようですから。
演奏している滑川真希は
先日の来日コンサートの第2日目に
久石譲と共に出演した方です。
そのコンサートのタイトルも、ずばり
「ザ・コンプリート・エチュード」。
それを知った時は
すでにこれを聴いていたこともあって
行きたかったよう、と
切歯扼腕したものです。
本盤だと
滑川真希がソロで全曲演奏していますが
来日コンサートでは
3人で分担しての演奏だったようですね。
グラスは
毎回、開催地のピアニストと
この曲を競演するのだとか。
(パルコの公演案内特設ページに
書いてありました)
どういうパフォーマンスだったのか
生音で聴きたかったし
観てみたかったなあ。
2枚組みで全20曲あり
全部通しで聴くと
2時間近くかかりますので
ひとつひとつに
ふれている余裕はありませんが
印象としては
普通のクラシックの曲に近いかな。
モーツァルトや
ベートーヴェンを思わせる
パッセージの曲もあるし。
風が吹き抜ける感じや
水面のさざめきなどを
連想させる曲がある一方で
疾走感とドラマティックな感じが
印象的な曲があり
サスペンス・ドラマの盛り上がりを思わせる
やりすぎなくらいの(苦笑)
ドラマチックな曲もあり。
本盤自体は
2014年に出たばかりですので
まだ入手可能です。
ジャケットを展開すると
こんな感じ。

別にレーベルが
オレンジ・マウンテン・ミュージック
だからではないでしょうけど
鮮やかなオレンジ色が印象的ですね。
ちなみに
最近、気づいたのですが
オレンジ・マウンテン・ミュージックは
これ以外にもグラスのCDを出していて
知らないうちに自分も
同じレーベルで
何枚か買ってました。
それらについては
そのうちこちらでも
取り上げたいと思っています。
