
(講談社、2015.11.27)
原作/東堂いづみ
文/摘木葉枝芽(つむぎ・はじめ)
絵/馬越嘉彦(うまごし・よしひこ)
正確なタイトルは
『おジャ魔女どれみ おはなしえほん
さいこうの おくりもの♪』
です。
『おジャ魔女どれみ』シリーズ
初のオリジナル絵本です。
テレビ絵本的なものは
出てたかもしれませんが
アニメのスチールを使うのではなく
まったくの描き下ろしによる
絵と文からなる絵本は
初めてだと思います。
絵はキャラクターデザインを担当した
馬越嘉彦によるもので
『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』の
エンディングのバックを飾った
クレヨン画ふうのタッチです。
表紙のイラストから分かる通り
ももこは出てきません。
ぽっぷも出てこない。
表紙の4人と
マジョリカ、ララが
出てくるだけですが
ではシーズンでいうと
『♯(しゃーぷっ)』の時期かといえば
どうやらそうではないようで。
4人の私服デザイン
および裏表紙の
見習い服のデザインからすると
明らかに無印のころの設定ですね。

ポイントはブレスレットと
靴の履き口の白い部分のデザイン。
とか思ってたら
内扉に思いっきり大きく
無印の見習い服姿が
描かれてました。
胸元もタップは
明かに無印のものです。
こちらのイラストは
講談社ラノベ文庫封入の
フライヤーにも
載っています。
しかし、となると
おんぷちゃんがMAHO堂にいるのは
無印の設定からして変なのですが……
とか思いながら
4人の私服をよくよく見ると
なんとっ!
どれみが
袖のないパーカーのようなものを着て
あいこが
袖のないベストを着ています。
これって
『も~っと!』の時の
デザインではないですかっ!
まとめるなら
見習い服のデザインは無印から
私服のデザインは『も~っと!』から
主要登場人物は『♯(しゃーぷっ)』から
ということになります。
カバー裏に
「この絵本オリジナルの、
『おジャ魔女どれみ』の世界観を
お楽しみください」
とあるのは
こういうことだったんですね。
(違うと思うけどw)
それはそれとして
10ページのおんぷちゃんの表情
可愛すぎる。(///∇//)
総ページ数は
奥付部分も入れて
18ページしかありません。
あっという間に読めます。
タイトルに謳われている
「さいこうの おくりもの」とは何か
それはナ・イ・ショということで。
あとがきの類いはありませんが
カバー袖に
馬越嘉彦のことばが載っています。
ちなみに
裏のカバー袖には
『はじめての プリキュアえほん』シリーズ
既刊3冊が紹介されています。
うーん、いつの間にこんなものが。
(買わないけどw)
