
(東芝EMI TOCP-66262、2004.1.16)
先に、ヤン・ティルセンのアルバム
『L'absent』の日本企画盤を紹介した際
映画のサントラ盤以外では
これが唯一の日本盤と書きましたが
ティルセンのサントラ・アルバムは
『アメリ』の日本語版以外に
もう1枚、出てます。
それが今回ご紹介する
映画『グッバイ、レーニン!』(2003)の
オリジナル・サウンドトラック盤です。
映画の方は観たことないのですが
ティルセンの音楽を聴きたくて
そして日本語の解説が読みたくて
出ていることを知った途端
購入した次第です。
日本語版のCD自体は廃盤のようで
Amazon で検索して見つけた
中古盤を買いました。
トラック1「サマー78」のみ
クレア・ピケットのヴォーカルが
加わりますが
他はみんな器楽曲です。
あとトラック11
「母は死んでしまう」には
映画の台詞がちょっとかぶさってます。
ちなみに余談ながら
クレア・ピケットで検索すると
自分のブログの記事がひっかかって
ちょっと感動しちゃった。(^^ゞ
サントラ盤自体は
全部で40分にも満たないので
正直、ちょっと物足りない。
それと、聴いてて、どの曲も
『アメリ』でも使えそう
とか思っちゃうテイストなのが
今ひとつな感じで。
特に、ピアノ・ソロの曲
トラック9「幼少期(2)」や
トラック13「ファースト・ランデブー」
トラック15「父に出会った日」
なんかが、そう。
『アメリ』にも使えそうだからといって
音楽的に劣っているというわけでは
もちろん、ないわけですが。
『アメリ』のサントラ自体
これまでアップしてきた記事からも分かる通り
『アメリ』以前のティルセンのアルバムから
いいものを集めた
というところがあり
つまり構想何年のアルバムと同じわけで
その『アメリ』のサントラと比較されると
『グッバイ、レーニン!』のサントラは
やや分が悪い感じですね。
もしかしたら映画を観たら
印象が変わるかもしれませんが。
映画『グッバイ、レーニン!』の
日本公開は、2004年です。
東西ドイツが統合される以前に
心臓発作で倒れた母親が
統合後に目覚めるのですけど
もう一度ショックを受けると命の保証はない
と医者に言われた息子が
東ドイツが崩壊していないと
母親に信じさせるために芝居を打つ
というストーリーらしい。
検索して、この設定を知り
面白いと思い
映画を観てみたいと思って
DVDも購入したのですが
繁忙期につき
観ているヒマがありません。(´_`。)
そのうち余裕ができて
DVDを観たら
また感想をアップしたいと思います。
