8月4日(火)テレビ東京の
『新ウルトラマン列伝』枠で放映された
『ウルトラマンX』第4話
「オール・フォー・ワン」
ようやく録画しておいたのを
観終わりました。

本放送時は
塾の仕事で帰りが遅くなり
間に合わなかったんですよね。

以下、内容にふれています。
未見の方はご注意ください。




今回のサブタイトルは
One for All, All for One.
(一人は万人のために、
 万人は一人のために)
という常套句から取られています。

ザラブ星人を迎撃するために出動する際
ワタル隊員が
「ワン・フォー・オール」
と言ったのに対し
アスナとハヤトの両隊員が
「オール・フォー・ワン」
と答えるシーンがありましたが
おそらくラグビー・チームの
合言葉がイメージされているんでしょう。

ただ、検索してみると
この常套句の出典には諸説あって
ドイツの保険学者
アルフレッド・マーシャルが
1922年の著書で引いた言葉だとか
アレクサンドル・デュマが
『ダルタニャン物語(三銃士)』(1844)で
有名になった言葉だとか
書いてあるページが見つかりますが
いちばん詳しい(と思われる)のは
成城大学の村本孜教授が書いた記事でした。

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/monthly/pdf/1303_1.pdf

簡にして要を得ていて
こちらの知りたいことが
(マーシャルの著書名を除き)
すべて分かるという
優れた文章で
さすが大学の先生ですね。


閑話休題。

今回はザラブ星人が
ベムスターのスパークドールズを持っていて
実体化させたという話でしたが
当のザラブ星人自体は
スパークドールズが実体化したのか
太陽系外からやってきたのかが
今ひとつ曖昧だったような。

Xの新必殺技
アタッカーXは
仮面ライダーXのXキックみたいに
体全体でX字の構えをとり
炎のかたまりになって
相手にぶつかるという
ウルトラダイナマイトを
連想させなくもない
荒技(っぽかった)ですけど
でもベムスターを撃破できなかった。

見た目は派手なんだけどな。( ̄▽ ̄)


監督は坂本浩一。

オープニングの
道場での乱取りシーンでは
大地を翻弄するアスナの表情が
実に良かったです。

さすが坂本監督
こういうの上手いなあ(笑)


対ベムスター戦では
ギンガの時のように
やたら砂煙やら瓦礫やらが飛び
あおりのカットが多く
何より、初戦のXの動きが
スピーディーでした。

ビルや月の岩場を利用した
反転アクションが多用されていた
ためでもありましょうか。

ここらへんも
さすがに坂本監督
という印象でしたね。

Xがビルを使って
反転キックできるほど
日本のビルは頑丈にできているのかと
ちょっとツッコんじゃいましたけどね(笑)


Xと大地は一心同体
という設定が
明確にされた回でもありました。

ベムスターの体内で
大地に対してXが
君のためだけじゃない
と言ってましたが
これも今回のサブタイトルに
かけているんでしょう。

また、同じくベムスターの体内で
自分のせいでウルトラフレアが起こり
大地から両親を奪ったと
悔いてましたが
これは初代マンがハヤタに対して
命を奪って申し訳ないことをした
というシーンを彷彿させました。


それにしても半径100キロ以内で
生命反応がないと言われたのに
爆風で吹き飛ばされて気を失っていた
と言って、済ませられるもの
なんでしょうか(苦笑)

設定がリアルに
現代風になればなるほど
かつてのようなテキトーなノリは
難しくなりますけど
そこはお約束ということで
大らかな気持ちで
観るべきなんでしょうけどね。( ̄▽ ̄)


そういえばテレスドン
サイバー怪獣になってたので
スパークドールズ化してたみたいです。


次回予告では
ナックル星人とブラックキングの
タッグ再び、という映像を観て
感動してしまいました。

『帰ってきたウルトラマン』の時
以来じゃないかなあ。

そしてもう一人のヒーローが出てきて
世界観がつながる模様。

そっちのイベントは
個人的には微妙に引いてしまうのですが
主たる視聴者である
小さいお友だちにとっては
ビッグ・イベントなんだろうなあ。

いずれにせよ、楽しみです。(^_^)


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