
(岩波書店、2012年11月28日発行)
岩波書店から刊行中の
三遊亭円朝全集を買っています。
1冊8000円を超すので
近所の大学付属の書店で
購入しています。
1割引になるので
全集ものなどの高価な本は
専らそちらで購入。
第1回配本は第1巻で
上記した通り
今から3年前に出たのですが
上にアップした写真のように
オビがないものが届きました。
その後で書店で見たら
オビ付きのが売られていたので
第1巻だけ一般の書店で買えばよかった
と悔やんだものでした。(´・ω・`)
ところが、ある日
東京は立川の某新刊書店で
(分かる人には分かるw)
仕入れ担当の店員さんと
書店の営業の方が話していて
その近くにたまたま立っていたところ
ハコは難しいですけど
オビだけなら注文受けられますよ
みたいなやりとりを耳にしました。
えーっ、オビだけ注文って
できるの???
知り合いの編集者に聞いてみると
確かにオビの在庫があれば対応する
という話でしたので
ものは試しと
大学の書店に聞いてみたところ
無事、注文を受けてくれまして
先月末にオビだけ届きました!
やったね!
でも、なぜか二つ届きました。( ̄▽ ̄)

きっと
ハコの角に合わせて
折り畳み済みのものが
クリア・ファイルか何かに入って
届くものだとばかり思ってましたが
上の写真のように
ちゃんとダンボールに入って
折り畳まれていない状態のものが届き
感動しました。
真ん中にスリップで
封がされていたのですが
二つ届いたこともあり
中味を確認するために開けた際
書店員がとっちゃいまして
送られてきた通りではないのですが
一方がスリップの上から
さらにクリップで留められていたのは
そのまんまです。
折り畳まれてないのはいいんですが
これだと
自分でオビをかけるときに
ズレるんじゃないか
と心配していたところ
ちゃんと、ズレないように
ガイド的な折り込みが入っていました。

実際の本作りの行程でも
この状態から手作業で
オビをかけるのだと思います。
それでもおそるおそる
オビをかけてみたところ
この通り。↓

これで完本です。\(^_^)/
なお、岩波書店版『円朝全集』は
つい最近、第13巻が配本されました。
残りは別巻が2冊です。
これまで円朝全集は
戦前に春陽堂から出ており
(戦後にそのまま復刻されました)
戦後は角川書店から出ていますが
岩波書店版は満を持しての決定版
というところでしょう。
円朝は日本のミステリ史と
まんざら無関係ではなく
古いミステリに興味がある人間としては
買い逃すわけにはいきませんで
乏しい懐をいろいろとやりくりして
買い続けてきた次第です。
岩波書店の全集ものは
予約出版なので
あとから揃えるというのは難しく
もう出た時に
踏ん張って買うしかないのです。
以上、
オビだけ注文という
本好きの人でも
一部の人にしか
関心が持てないと思われる
初体験の顛末でした。(^^ゞ
それにしても
あと2冊で完結かあ。
嬉しいぜ、チクショーメ。(´_`。)
