『世界の廃墟』
(飛鳥新社、2015.2.6/2015.5.3. 第2刷)

『アバンダンド・シティ』の
紹介記事
で書いた
クラーコのことが載っている
廃墟写真を集めた本というのが
本書です。

『アバンダンド・シティ』
収録曲のタイトルでは
他にプリピャチも載っています。


プリピャチは
チェルノブイリ原子力発電所で働く
研究者と家族のために
作られた街だったそうで
遊園地まで併設していたのだとか。

写真には観覧車が写っていて
それゆえに余計
荒涼感が際立っている感じがします。

なぜかガスマスクを付けた
赤ん坊の人形が放置されているのも
不条理というか何というか……


『アバンダンド・シティ』で
取り上げられた場所の写真集
なんていうのが出ていると
曲のイマジネーションを拡げるためには
なかなか便利な参考書になるんですが
どこか出してくれないかなあ。

(向こうで、もう出てたりして)


ちなみに日本では
端島(通称・軍艦島)と
奥久野島(おくのしま)が
載っています。

軍艦島は
『新 仮面ライダーSPIRITS』に登場し
ショッカーの基地になってましたし
コミックスの巻末には
取材レポが載っていました。

奥久野島の施設の写真には
日本語の落書きが
そのまま写っていて
ほとんどが
書いた人間の名前だったりするから
見ていて
かなり恥ずかしい。

ブルガリア共産党ホールや
ベルリンのトイフェルスベルクの
落書きと比べると
レベルの差が歴然のような……。

もっとも
ブルガリアやドイツの方は
言葉を知らないから
そう感じるだけで
レベルは変わらないのかも
しれませんけどね(笑)


ちなみにこの本
上に記したデータからも分かる通り
今年の2月に出て
この5月に再版になったばかり。

廃墟ブームであることを
痛感させられた次第です( ´(ェ)`)


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