前回に書いた通りの経緯
新宿ディスク・ユニオンの
80年代 J-POP のダンボール箱から
抜き出してきたのが、こちら。

『I do, You do』LP盤
(CBS・ソニー 28AH 1578、1983.10.1)

何と、タスキ(オビ)付き!

とはいっても頭に付いているので
タスキとかオビとかいうのは
違和感ありますけど。


そのタスキには
タイトル「I do, You do」の下に
「あなたらしく、わたしらしく」と
英題を訳したかのような副題。

といっても、ここ以外
どこにも書いてないので
副題ではないんですが、まあ
そんな感じの言葉が付いています。

また、タイトルの上には
「やりたい事やったら、
 こんなに気持ち良い……。
 少年ぽさを残した女●太田裕美
 ニュー・アルバム」
というリード文が冠せられています。


こちらはもともと
サンプル(見本盤)だったようで
ジャケ裏にはそのことを示す
シールが貼ってあります。

『I do, You do』サンプル・シール

レコード屋の店頭などで
かけてもらったりするための
宣伝用の1枚ということですね。

サンプル盤だということは
家に帰ってから気づいたのですが
まあ、それは別に構いません。

一般に販売される盤と
まったく同じなわけですから。


帰宅してさっそく
MP3変換機能付きプレーヤーに
かけてみたところ
なんとなんと
A面1曲目「満月の夜 君んちへ行ったよ」の
ラスメロの部分で、いきなり針飛び!

いわゆる壊れたレコード状態になって
同じ歌詞を何度も繰り返しています。

じゃあというわけで
2曲目の冒頭から針を落したら
4曲目の「ガラスの週末」で再び針飛び。

えー、と少し落ち込みながらも
B面は大丈夫かもと針を落したら
1曲目の「移り気なマイ・ボーイ」で針飛び。
今度は音(歌唱)が飛びました。

さらに「ロンリイ・ピーポー III 」で
壊れたレコードになるといった具合。


なんだよぉ、確か盤面の状態が
Aレベルじゃなかったっけ!?

と思っても後の祭りで
それからネットで
針飛びの修理の仕方を
検索してみましたが
爪楊枝で溝を探って
引っ掛かりがあったら何度も往復させるとか
爪楊枝じゃなくて待ち針を使うんだとか
なんか怖いことしか引っ掛かってこないし。


針圧をあげれば良い
というような記述もありましたが
うちのプレーヤーは
MP3変換用の安いやつだからなのか
針圧をあげる機能は
フォローされてませんでした。

盤質がAレベルだっただけあって
さっと見たところ目立つ傷もありません。

となるとやっぱり
針圧をあげればいいのか
とも思いましたが
その機能自体がない。


これは困った、と
かなり落ち込んで
重りを載せるしかないかあ
と思っていたのですが
塾の直前講習に行った際
オーディオに詳しそうな人に聞いてみたら
アームに1円玉を載せる方法を
教えてもらいました。

そこでさっそく昨日
両面テープの代わりに
セロテープを輪っかにして
1円玉をアームに貼り付けてみたところ
「満月の夜 君んちへ行ったよ」が
針飛びしなくなりました。

『I do, You do』MP3変換プレーヤー録音風景

中央のスタビライザーは
必要なかったかもしれませんが
気持ちで乗っけておきました。f^_^

この調子で、と思って流し続けると
「ガラスの週末」のイントロで針飛び。

そこで1円玉を2枚に増やし再挑戦。

すると「ガラスの週末」のラスメロで
再び針飛び。

ええい! という感じで
もう1枚増やしてみたところ
ようやく最後まで
ストレスなく聴き終えられました。

1円玉代用・針圧アーム

続くB面では、1面玉3枚のままかけたら
冒頭いきなり針飛びして音が飛んだほかは
ストレスなく聴き通せましたので
さらにもう1枚載せて
1円玉4枚でかけてみたところ
冒頭の針飛びも解消。


結局、午後いっぱいかけて
MP3データに変換し終えたのでした。

やれやれ。┐( ̄▽ ̄)┌


かように苦労を重ねて聴き終えた
『I do, You do』の感想はといえば
長くなりましたので、また次回に。

まだ引っぱります(苦笑)


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