昨日の23日、テレビ東京系で放送の
『新ウルトラマン列伝』内の連続ドラマ
『ウルトラマンギンガS』
第16話「明日を懸けた戦い」、
録画したのを観ました。

昨日は塾の冬期講習で
放送時間中はせっせと添削中でしたので
帰ってから録画予約しておいたのを
観た次第です。

以下、やや詳しく内容にふれていますので
未見の方はご注意ください。




監督は坂本浩一。
脚本は中野貴雄。

以下、ストーリーの流れに沿わず
思いついた順序で
感想を記していきます。


巨大バトルは
とにかくあおりで撮るカットが
多かったのと
土がバンバン飛び交っていたのが
印象的でした。

ビクトリーがシェパードンセイバーを
地中から召喚するようなカットで
地中からセイバーが
土しぶきを払って現れるシーンには
感心させられました。

今までの回で
こういう演出はなかったように
記憶します。


一度、2人のウルトラマンが石像化して
ヒカルとショウの変身が解ける
というあたりは
平成ウルトラらしいというか。

ウルトラマンが2人いるだけに
『ウルトラマンガイア』なんかも
連想したり。


避難所のシーンとかは
これまでに平成ウルトラの映画などで
何度も観たような既視感を覚えたり。

ゴウカイジャーのラスト辺りも
連想したかなあ。


これまでのキャラクターが
みんな出るという演出も
ゴウカイジャーを連想させたり
平成ウルトラのどれかの劇場版を連想したり。

こういう最終回は
最近の傾向ではありますけど。


美鈴と千草の他、健太も登場し
無印(最初のギンガ)時代の仲間が揃ったのには
感慨深いものがありました。

映像をネット配信して
被災地の人々を力づけるというのは
いかにも今風でしたね。


地底の民ビクトリアンの協力で
石像化したウルトラマンが復活するとか
マナ(旧アンドロイド・ゼロワン)が
最後に涙を流すという演出なんかも
いかにも最終回らしい感じ。


ヒカルとショウが
再変身のために向かうところへ
ダークルギエルの先兵となった
ゼットン星人やイカルス星人などが現われる。

その星人たちをなぎ払うシーンでは
ヒカルとショウだけでなく
UPGの面々はともかく
ビクトリアンの人々まで
アクションを見せるのにはびっくり。

以前紹介した
宮武美桜のインタビュー
坂本監督に
美鈴もアクションやる?
と聞かれたのは
なるほどこのシーンであったかと。


キサラ女王のはアクションというより
ドレスを翻して魅せる技でしたけど
バックにいた地上人たちが
感嘆の声をあげて拍手するのには
笑わせられました。

キサラ女王を演じた山本未來も
楽しそうな感じで。

バックの人は
内トラの人たちだったりして(苦笑)


ゴウキは「勝算あり」と言って
ゼットン星人に
ドラム缶を投げつけてました。

「我に」とは
言ってませんでしたが
あれは明らかに
ゴウライガンですね。

アドリブなのかしら?(苦笑)


アリサは包帯で片腕吊っての立ち回り。

あれはいかにも
坂本監督が好きそうな
アクション・パターンですね(笑)


サクヤ役の小池里奈も
アクション、というより
アクションらしきものを披露してました。

『赤×ピンク』以来かな?


とまあ、いろいろと連想させられて
あのシーンは面白かったです。

美鈴もやれば良かったのに(笑)


最後の最後で
マナのデータが残っているというのは
これも今風ですね。

映画のための伏線かとも思ったのは
自分が、素直な心を失ったからでしょう。

タロウが、君が呼べばいつでも駆けつける
と言って去ったのも
映画のための伏線だよなあ
とか思ったり。


しかし、あれで雫町の人々みんなに
ウルトラマンの正体も
ビクトリアンの存在も
知られてしまったわけですが
あの後どうなったのか、どうなるのか
とーても気になります。

神山長官は
結局自分は街を壊しただけかと
なんだか反省してましたけど
長官は反省しても
長官の上の人間は
どう思っていることやら
と心配になってきたり。

子ども向け特撮ドラマとしては
今回の結末でいいのかも知れませんが
ちょっと詰めが甘いというか
ナイーブすぎる気もしないではなかったり。


でもまあ、いろいろと
分かってるなあ、ニヤニヤ
というような見せ場もあって
駆け足の割りには
なかなか良い最終回だったと思います。

よくまあ30分弱の尺に
これだけ詰め込んだものだと
感心させられました。

脚本の出来もいいのでしょうけど
さすが坂本監督、という感じですね。


ペタしてね