テレビ東京系で放送中の
『新ウルトラマン列伝』内
オリジナル・ドラマ
『ウルトラマンギンガS』
第10話「未来への聖剣」を
ライブで観ましたので感想なぞ。


今回の話は
あまり好きなタイプの話では
ありませんでした。

以下、ストーリーの展開を
詳しく書いてます。

まだ観ていない方はご注意ください。




ビクトリーに変身するショウは
子どもの頃からシェパードンと
種族を超えた交わりを持ってきた
というと難しい感じですが
映像のイメージは
飼い犬と子どもという感じ。

ただ、シェパードンは聖獣なので(?)
例えばショウが転んで怪我をしたときは
光の粒子を発して
傷を癒えさせることもできる。

そんなことしてやってたら
強い子になれないよ~
と観てて思っちゃいました(笑)


今回ビクトリーは
超獣ドラゴリーに噛まれて
前身に毒が回り
死の縁をさまよいますが
シェパードンが放つ光の粒子によって
救命され
完全に回復していないまま
戦いの場に望む。

超獣ベロクロンのミサイル攻撃から
ビクトリーを救うために
身を挺して楯となったシェパードンは
クリスタルスパークドールズとなって
ビクトリーに新しい能力を授ける……


まあ、いい話なんですけど
ビクトリーの物語が中心なので
たとえば、ギンガが戦っているとき
ドラゴリーに噛まれて毒に犯される
という流れには、なぜかならない。

噛むチャンスはいくらでもあったのに。

あのガッツ星人ボルストの性格なら
絶対、噛むでしょう。

もし噛まれたら
ギンガを救うストーリーを
足す必要があり
一回分の尺に収まらないし
ショウとシェパードンの物語の
感銘が薄れてしまう。

だからギンガは噛まれない
というのが見え見えなのが
ちょっとイヤなのですね。


ベロクロンとドラゴリーは
まるで分身のように
連携が上手くいっている
と友也に示唆されながら
それに対応した作戦は
いっさい考慮されない。

結局は猪突猛進的なファイト。

ギンガスパークランス(?)で貫き
二体が離れられないようにした
というあたりに
友也からの情報を活かした戦略が
ほの見えはしますが……


こうした「イヤ」な感じは
プロレスのシナリオそのままだからで
テーマによっては
それがあからさまになってしまう。

そこらへん、
もうちょっとシナリオを練って欲しい
と思うのは
甲羅を経た特ヲタのわがまま
なんでしょうか。


最初に超獣が出たとき
変身しようとして
人のいない場所に向かうヒカルを
ゴウキが一緒に出動しようと
捕まえて抱えていくシーンは
面白かったです。

ちなみに
ベロクロンは
割と好きなデザインの超獣。

全身からのミサイル発射
ちゃんと描いてくれてたので
(まあCGですけど、
 それはしょうがないw)
それはさりげに
嬉しかったです。


あと、細かいことというか
本編の出来とは
まったく関係ありませんが
今回のエピソードを経て
シェパードンセイバーが誕生するのに
前回の放送のCMで
その玩具が紹介されるというのは
ちょっと配慮が
足りないのではないか、と。

それと、
チブル星人エクセラーが
待ち望んでいる
強い肉体を持つ存在を匂わす
赤い光の正体が
今回流れたCMで
見当がついてしまう。

これもどうかと思いました。

東映のヒーローものは
割とこういうとこ
気を遣ってると
思うんですけど……。


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