
(講談社現代新書出版部、2014年4月20日発行)
講談社現代新書の50周年を記念する
非売品の小冊子です。
今年の4月に出てたみたいですが
今日、塾の会議に行く途中、寄った
新刊書店で見つけました。
おそらく自分が初めて買った新書は
講談社現代新書ではないかと思います。
茅野良男の『実存主義入門』(1968)では
なかったか知らん。
それ以来
クリーム色のカバー装が気に入ったのか
新書といえば現代新書という感じで
比較的よく買い求めました。
今、流通している新しいカバー装丁は
のっぺりした感じで
あまり好きにはなれません。
今のカバーに変わる前に出た本が
再刊される時は
旧カバーが新カバーに改められますが
その場合は古本屋で探して
極力、旧カバー版を買ってたくらいです。
今回の小冊子には
これまで現代新書で本を出した著者による
特別エッセイが載っています。
執筆者は、上にアップした
表紙に刷られている通りの面々。
これらの著者の本では
橋爪大三郎『はじめての構造主義』(1988)
永井 均『〈子ども〉のための哲学』(1996)
東 浩紀『動物化するポストモダン』(2001)
なんかは読んでいて、啓蒙されました。
そもそもが『実存主義入門』で
構造主義やらポストモダンやら
哲学・思想好きが
ずーっと継続している感じですね(苦笑)
最後に、編集部が選んだ
「50周年50冊リスト」なるものが
付いてます。
どういう基準なのか分かりませんが
自分が影響を受けた
渡辺一夫の『私のヒューマニズム』(1964)や
磯山雅『J・S・バッハ』(1990)といった
書名が見られないのは
ちょっと淋しい。
『私のヒューマニズム』については
またいつかこちらで
紹介できたらと思います。
