
(宝島社、2014.7.23)
正確なタイトルは
写真でも分かる通り
『Alice in Wonderland
不思議の国のアリスのふしぎ』
と、英題が角書きのように付きます。
表紙だと、日本語の方が副題みたいですが
前付(前にある奥付)だと
英語の方が小さいのです。
今週始めの7月20日、夏期講習の帰りに
池袋のジュンク堂書店に寄って
レジの長~い列に並んでいる時
(ここは休日だと、めっちゃ混む)
脇のコーナーに積まれていたのを
見つけました。
そのとき持っていた本の
会計を済ませたあと
現物を確認して
もう一度並び直したのでした。(^^ゞ
物語にちなんだお菓子のレシピや
おしゃれグッズ、そして
それを扱っているお店を
紹介しているページは
この手のムックでは
お約束といったところ。
興味深いのは
冒頭の、ストーリー紹介を兼ねた
本文中のカラー挿絵をバックに
アリスだけ人間のモデルに差し替えた
グラビアが
「鏡の中のワンダーランド」
というタイトルからも分かる通り
『鏡の国のアリス』を
ベースにしていること。
これは珍しい。
モデルの女の子 Erika Hostrop は
アリスにしては細身過ぎて
今風のハイティーンにしか見えないので
(実際は13歳ですからローティーンですが)
イラストの再現度はやや劣りますが
まあ、それはそれでいいんでしょう。
「ワンダーランドの住人たち」という
キャラクター紹介ページでも
『鏡の国のアリス』のキャラクターが
最初に紹介されていて
どうしてなんだろうと
思ってしまったことでした。
「Carroll's Dictionary」という
本体よりサイズが小さい
真ん中のページでは
言葉遊びについて解説されています。
まあ、これも定番のネタが多いのですが
自分が知らなかったこともあり
これは勉強になったというか
いくつになっても発見はあるものですな。
「Work of Art」では
最近出た草間彌生や清川あさみの他
4人のアートが紹介されており
そのうち、金子國義と清川あさみの
インタビューが載っています。
清川あさみの
銀座で行なわれたアリス展にも
行ったんですが
パンフがなくて不満だったことを
思い出しました。
金子國義や清川あさみって
こういう顔してたんだあ
とか思ったり。(ミーハーw)
このムックには付録として
ブック型バッグが添付されています。
ダンボールで包んで
ビニール袋に入れられた商品が
巻末ページにそのまま貼り付けてあって
そのページを切り取るよう
指示されていますが
幸いビニールの袋のふたが
開けられたので
ページを切らずに取り出しました。

上が正面になるのかな?
Macmillan Alice とあるのは
アリスの初版本を出した
マクミラン社の挿絵だからでしょう。

こちらが背面っぽいですね。
開口部は、トートバッグのように
開放的なものではなく
下の写真で分かる通り
チャックが付いています。

しかし、こういうバッグって
女性用とかいうことは別にしても
まず使わないんだよなあ。
まあ、いいんですけど。
