『新八犬伝』が放送された当時
原作本は
かなり人気があったろうと
想像されますが
ご多分に洩れず
自分も買っています。
本自体は実家の方にあって
今、手許にないのですが
自分が読んだのは
偕成社から出ていた
〈少年少女世界の名作〉
全100巻中の第28巻で
加藤武雄によるリライト本でした。
国会図書館のHPで検索してみたら
親本は1949年に刊行されたもののようで
その後、〈世界名作文庫〉第47巻として
1951年に再刊。
そのあとに出たのが
1964年に刊行された上記の第28巻版で
最近では(といっても30年前ですが)
1983年に
〈少年少女世界の名作〉第48巻として
出ていたようです。
当時、岩波文庫版の原作が
重版されていたかどうか
覚えていませんが
子どもたちに限っていえば
みなこぞって、加藤武雄のリライト版か
その他の刊本を読んだものと思われます。
そして大人たちは
中には岩波文庫版などで
原作を手に取った人もいたでしょうが
ほとんどの人が買ったと思われるのが
今回ご案内のNHK版の
ノヴェライズではないかと思います。

(日本放送出版協会、1974年10月1日発行)
表紙は伏姫と犬の八房。
手許にあるのは
1975年4月20日発行の
第11刷です。
もちろん出版された当時
買ったものではなく
長じて上京してから
東京の古本市で見つけたものです。
高田馬場の BIG BOX 古本市で
だったと思いますが。
出た当時、店頭で見た記憶はありません。
ちなみに Amazon で調べたところ
こちら、2007年に
ブッキングから復刊されており
さらに2012年になって
復刊ドットコムから再刊されています。
新八犬伝〈上の巻〉 (fukkan.com)/復刊ドットコム

¥3,024
上の復刊ドットコム版は、もちろん
Amazon などで購入可能です。
全3冊のうち上の巻では
後に八房となる子犬が生まれる場面から
ゝ大法師の八犬士を探す旅立ち
そして芳流閣の決闘を間に挟んで
山賊と舟虫の計略によって
犬川額蔵と犬田小文吾が
火攻めにあって大ピンチ
というところまでの50章分
放送でいうと第120回あたりまでが
収録されています。
読んでいて思い出したのは
自分がテレビで見始めたのは
蟇六夫婦を殺害した疑いで
処刑されようとしている犬川額蔵を
犬塚信乃と犬飼現八が助ける回からか
犬山道節が初登場する回あたりから
ということでした。
でもこの本、実は
今回、読むのが初めてなのでして
本を開いてみたら何と
挟み込みの付録がついておりました。
買ったときに
中味を確認しているはずですが
すっかり忘れておりました。(^^ゞ

上の写真でも分かる通り
全集の月報でいうと
タイトルにあたる部分に
「『新八犬伝』上の巻をお届けします」
とあるので、あえていえば
これが付録のタイトルなのでしょう。
そのタイトルの下には
中の巻と下の巻が
好評発売中、となっていますけど
これは手許にあるのが再版本だからで
もともとは中の巻発売の
予告だったのではないかと思われます。
内容は以下の通りで
石山 透「著者のことば」
重金硯之「新八犬伝の背景」
辻村ジュサブロー「私の人形たち」
中山たかし「NHKテレビ連続人形劇
新八犬伝が本になる」
それぞれの文章に
人形や、舞台となった場面
(いわゆる「聖地」)の写真が
モノクロで掲載されています。
石山透の文章によると
台本を基に、実際に筆を執ったのは
重金硯之のようですね。
この付録が、上にふれた復刻版でも
挟み込まれているのかどうか
解説風に本文の最後に
収録されているのかどうか
復刻版を持ってないので分かりません。
というわけで
以下、中の巻に続く。(^_^)/

原作本は
かなり人気があったろうと
想像されますが
ご多分に洩れず
自分も買っています。
本自体は実家の方にあって
今、手許にないのですが
自分が読んだのは
偕成社から出ていた
〈少年少女世界の名作〉
全100巻中の第28巻で
加藤武雄によるリライト本でした。
国会図書館のHPで検索してみたら
親本は1949年に刊行されたもののようで
その後、〈世界名作文庫〉第47巻として
1951年に再刊。
そのあとに出たのが
1964年に刊行された上記の第28巻版で
最近では(といっても30年前ですが)
1983年に
〈少年少女世界の名作〉第48巻として
出ていたようです。
当時、岩波文庫版の原作が
重版されていたかどうか
覚えていませんが
子どもたちに限っていえば
みなこぞって、加藤武雄のリライト版か
その他の刊本を読んだものと思われます。
そして大人たちは
中には岩波文庫版などで
原作を手に取った人もいたでしょうが
ほとんどの人が買ったと思われるのが
今回ご案内のNHK版の
ノヴェライズではないかと思います。

(日本放送出版協会、1974年10月1日発行)
表紙は伏姫と犬の八房。
手許にあるのは
1975年4月20日発行の
第11刷です。
もちろん出版された当時
買ったものではなく
長じて上京してから
東京の古本市で見つけたものです。
高田馬場の BIG BOX 古本市で
だったと思いますが。
出た当時、店頭で見た記憶はありません。
ちなみに Amazon で調べたところ
こちら、2007年に
ブッキングから復刊されており
さらに2012年になって
復刊ドットコムから再刊されています。
新八犬伝〈上の巻〉 (fukkan.com)/復刊ドットコム

¥3,024
上の復刊ドットコム版は、もちろん
Amazon などで購入可能です。
全3冊のうち上の巻では
後に八房となる子犬が生まれる場面から
ゝ大法師の八犬士を探す旅立ち
そして芳流閣の決闘を間に挟んで
山賊と舟虫の計略によって
犬川額蔵と犬田小文吾が
火攻めにあって大ピンチ
というところまでの50章分
放送でいうと第120回あたりまでが
収録されています。
読んでいて思い出したのは
自分がテレビで見始めたのは
蟇六夫婦を殺害した疑いで
処刑されようとしている犬川額蔵を
犬塚信乃と犬飼現八が助ける回からか
犬山道節が初登場する回あたりから
ということでした。
でもこの本、実は
今回、読むのが初めてなのでして
本を開いてみたら何と
挟み込みの付録がついておりました。
買ったときに
中味を確認しているはずですが
すっかり忘れておりました。(^^ゞ

上の写真でも分かる通り
全集の月報でいうと
タイトルにあたる部分に
「『新八犬伝』上の巻をお届けします」
とあるので、あえていえば
これが付録のタイトルなのでしょう。
そのタイトルの下には
中の巻と下の巻が
好評発売中、となっていますけど
これは手許にあるのが再版本だからで
もともとは中の巻発売の
予告だったのではないかと思われます。
内容は以下の通りで
石山 透「著者のことば」
重金硯之「新八犬伝の背景」
辻村ジュサブロー「私の人形たち」
中山たかし「NHKテレビ連続人形劇
新八犬伝が本になる」
それぞれの文章に
人形や、舞台となった場面
(いわゆる「聖地」)の写真が
モノクロで掲載されています。
石山透の文章によると
台本を基に、実際に筆を執ったのは
重金硯之のようですね。
この付録が、上にふれた復刻版でも
挟み込まれているのかどうか
解説風に本文の最後に
収録されているのかどうか
復刻版を持ってないので分かりません。
というわけで
以下、中の巻に続く。(^_^)/
