
(American Blackguard Records
ABR8520-22004-00-5、2012.7.9)
以前、ジェフリー・ディーヴァーの
『シャドウ・ストーカー』(2012)を
当ブログで紹介したことがありますが
あの作品に登場する
カントリー・ミュージシャン
ケイリー・タウンが
作中で歌っている曲を
そのままアルバムにしよう
というコンセプトの1枚です。
いうまでもありませんが
『XO』というのは
『シャドウ・ストーカー』の原題です。
手紙の最後に付ける記号で
キスとハグという意味ですね。
作中に登場するストーカーの手紙に
XOと書かれていることから
採られたタイトルです。
CDで歌を担当しているアーティストは
やはりカントリー・ミュージシャンの
トレヴァー・ブロムクイスト
Treva Blomquist という人です。
彼女のヴィジュアルは
Jeffery Deaver's XO : THE ALBUM の
特設サイトでご確認ください。
さくっと聴いた印象は
こういうのをカントリーというのか
というものでした。
カントリー・ミュージックというと
アコギ1本でしっとり聴かせるもの
日本で言うフォークソングみたいなもの
というふうに
漠然と考えていたものですから
(これは大いなる誤解だったようで f^_^; )
エレキ・ギターとキーボード、
ドラムスという編成である上に
曲によっては
パンチの効いた歌い方をしているので
カントリーというより
普通のポップスみたいな
印象を受けたんでした。
漠然としたいい方になりますが
いかにもアメリカの女性シンガー
という感じというか。
CDに収録されているのは全11曲。
上にリンクを張っておいた
特設サイトには
PVが6曲も掲げられていますけど
2番目の「Mr. Tomorrow」が
自分がイメージしていた
カントリーに近い印象です。
本人によるアコギの弾き語りに
アコギのサポートがついて
書店での演奏だからかもしれませんが
しっとりとしていい感じ。
PVは他に
「Fire and Flame」
「Near the Silver Mine」
「Your Shadow」の
スタジオ収録風景と、
The XO Band を率いて
屋外ライブをしたときの
「My Red Cadillac」
「Another Day Without You」が
アップされていて
その屋外ライブでの
トークショーの風景を
観ることもできます。
トークショーでは
小説の方の原作者
ジェフリー・ディーヴァーも
登壇しています。
ちなみに作詞は
全曲ディーヴァーによるもので
原作小説の巻末には
ケイリー・タウンの作詞という体裁で
すべて掲載されています。
だからなのか
CDの方には歌詞カードが
付いていません。
あ、本を買え、ということね( ̄▽ ̄)
でも、翻訳本の方には
日本語訳しか
載ってないんですよね。
洋楽を聴くときは
歌詞をいちいち読む必要は
ないのかもしれませんが
自分は活字者なので
歌詞カード、付けてほしかったです。
どこかから
ダウンロードできるように
なってないのかなあ( ´(ェ)`)
