先週土曜日(10月5日)
NHK BSプレミアムで
22:00から放送された
『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』
第1話「血の玉」
ようやく録画したのを観ました。

『怪奇大作戦』(1968-69)は
子どものころに観てて
特に人喰い蛾がトラウマになってます。
てか、ずいぶん長い間
人喰い蛾くらいしか
あるいは散歩する首のインパクトくらいしか
覚えてなかった(^^ゞ

伝説の特撮ホラー・ドラマとして
今も強いリスペクトを受けている番組であり
その昔、レーザー・ディスクが出た際
かなり無理して購入して
全話(欠番も含めて)観たものでした。

そのころには
様々な特撮系の参考書を通して
観どころなどのポイントを
刷り込まれてましたから
「京都買います」などの
実相寺昭雄が撮ったエピソードを
傑作だと思ってますが
子ども的にはやっぱり人喰い蛾のような
分かりやすいものが怖かった気がします。

その『怪奇大作戦』が
2007年の『怪奇大作戦 セカンドファイル』以来
久しぶりにリメイクされることになり
2007年当時とは違い、自分の方も
BS プレミアムが観られる環境にあるとあっては
観ないわけにはいきますまい。

で、感想としては
そこそこ満足しました
といったところかな。

名作のリメイクだとどうしても
往年のオリジナルと比べちゃうし
オリジナルで牧史郎を演じた岸田森が
抜群の存在感を見せているだけに
今回、牧史郎を演じる上川隆也は
それだけで分が悪い。

『遺留捜査』に見えちゃうし(苦笑)

三沢京助を演じる原田泰造も
もう少しスポーツマンらしさが欲しい
とか思っちゃう。

高橋真唯演じる小川さおりは
昔と違って、マスコット・ガールではなく
第一線で調査に加わる
プロフェッショナルなスタンスだったのが
時代でもありますが、良かったです。

ストーリー自体は
科学技術による、リアルなようでいて
空想的な(特撮的な)犯罪というテイストが
今回のエピソードに関しては
よく出ていたと思います。

そうした科学犯罪を起こす
人間の業については
ありがちな感じではありましたが
これは、まあ、しょうがないかな。

次回の予告編を観た限りでは
今イチ感もなきにしもあらず。
でもまあ、楽しみであることは
間違いありません。