$圏外の日乘-『新 仮面ライダー SPIRITS』8
(講談社コミックス デラックス、2013.8.16)

叢書名は「月刊少年マガジンKCDX」とも。

第7巻が出たのは2012年11月16日ですから
9ヶ月ぶりの刊行になります。


前巻の終わりで、舞台が東京に移り
デルザー軍団と1号2号ライダーの死闘や
石倉五郎やライダーガールズも登場しましたが
第8巻はその続きで
主に1号ライダーと五郎が中心となって
話が進みます。

早く大人になってライダーを助けたい
という想いは
当時の子どもたちに
共通した想いだったのかどうか
(自分のことを振り返ってみて)
ちょっと考え込んじゃったりしつつも
五郎が、本郷だと知らずに
1号ライダーをサポートするという展開は
やっぱり燃えますね。


また、そういえば五郎は
本郷や一文字が仮面ライダーだと
ついに知らないままだったことを思い出し
それを踏まえて
哀愁あるやりとりが描かれていて
良かったです。

いわゆる涙ラインが
(マスクの覗き穴のところ)
ほんとに涙に見える感じがしたことでした。


個別のバトルでは
再生能力がある岩石男爵を
ZXと共闘して倒す作戦には
感心させられたことでした。


バダンシンドロームにかかった谷 源次郎に
付き添ってきた人たちが、また
スカイライダーやスーパー1の時の
ライダーガールズたちだったりして
放送当時、観ていたはずですが
細かい設定やらキャラクターやらは
当然ながら覚えておらず(苦笑)

ライダーに関わったキャラは全部出そう
という書き手のスピリッツには
今更ながら脱帽させられます。