
(講談社、2013年5月23日発行)
正確なタイトルは
『「たのしい幼稚園」
「別冊たのしい幼稚園」オリジナル版
仮面ライダー復刻大全集』
です。
出ていたことは知っていたんですが
近所やバイトで移動する先の新刊書店では
なかなか見つからず
先日、黒川さんの舞台を観にいった
三軒茶屋の TSUTAYA(書店)で
見つけました。
『たのしい幼稚園』の復刻版だというから
判型も『たの幼』サイズかと思ってたら
徳間書店の常識シリーズとかと同じ判型でした。
だから見つけられなかったのかも……。
書名通りの内容ですが
石森章太郎(当時)本人の執筆した回が
すべて収められているのは、貴重ですね。
全集やサンコミックス版にも
収録されていないものですから。
その他、のぐち竜や石川のりひこ担当回や
劇中スチールをまんが風のコマ割りで組んだ
しゃしんまんがも、すべて収録されています。
幼年誌掲載なので
お話自体は他愛ないのですが、
上にアップした
表紙のイラストでも分かるとおり
サイクロンのデザイン違いがあったり、
テレビには出てこない
オリジナル怪人が出てきたり、
仮面ライダー3号という
V3とは別のライダーが1回だけ登場したり、
しゃしんまんがの狼男の回は
ゾル大佐の変身するのが実験用狼男
(青い狼男)になっていたり
と、いろいろとアバウトなところがあって
そこらへんを面白がるのも
読みどころのひとつです。
藤岡弘、と佐々木剛の書下しエッセイも収録。
光沢紙に当時の色のまま復刻しているので
判型の割にはかなり重いのも特徴で
お値段もそれなりにします。
ですから
伝説の1号2号ライダーが好きな
大きなお友だちなら、おススメ
といったところでしょうか。