
(宝島社、2013年3月28日発行)
出張先で
『脱グローバル論』を探していた時に
見つけました。
いつの間に出てたんや~。
帰りの飛行機で読み始めて
日付が変わる頃、読み終わりました。
木村政雄という人は知りませんでしたが
元・吉本興業の社員だったようです。
『「おじさん」的思考』(2002)
というのが、エッセイストとしての
内田樹の、初期の代表作ですが
(この本の前に2冊上梓してます)
だからこういうタイトルの企画が
来たのではないかと想像されるのですけど
「おじさん」と「オヤジ」は
内田さん的なニュアンスとしては違うようで
本書のあとがきで
「オヤジ」という呼称が身に添わない
と書いているのが興味深いです。
内容は、『脱グローバル論』と
かぶるところもあり
かぶらないところもあり。
いわゆる「オヤジ」と呼ばれそうな人は
読んでみてもいいかもしれませんけど
個人的には『脱グローバル論』を読めば
こちらはいいかという感じもします。
ちょっとトリヴィアルなところで
磯野波平が54歳だというのは
びっくりでした。
サクッと読めるのは相変わらずですが
造本が今イチというか、本が開きにくい。
それが難です。
人によっては気にならない程度かも
しれませんけどね。( ̄▽ ̄)