昨2012年11月14日に放映された
「水曜ミステリー9」枠の2時間ドラマ
『ガンリキ2 警部補・鬼島弥一』
(監督:中野昌宏、脚本:石原武龍)
録画しといたのを、ようやく観ました。
録画したのは、前作に続いて
中央港湾署の鬼島警部補をサポートする
警視庁捜査一課刑事・落合七海役で
黒川さんが出ているからで。
ドラマの冒頭で
「高層マンション 作られた密室
防犯カメラが捉えた 意外な犯人?!」
とかいうリード文が出たので、
おおっ、密室ものかあ、と
一瞬ワクワクしましたが
まあ、その期待は
外されてしまうわけでして( ̄▽ ̄)
以下、ネタ割りありの感想です。
まず、第一の殺人現場である
マンション内のプールは
住民のカードキーでないと開かないし
開けると使用したというデータが電子的に残る
というもので、
そのプールに行くまでにも
マンション自体のセキュリティを
抜けなければならない。
いわば二重の密室であるわけですが
トリックというほどのトリックではなく
どんなに完璧なセキュリティだといっても
穴はある、とか言って
合鍵を利用したトリックだったのは、ガッカリ。
それに死角となっている
カンファレンス・ルームの裏口のドアを開けたら
開けた時点でアラームが鳴るか
開けたという電子的な痕跡が
残るような気がしますが……
管理用のマスターキーで開ければ
アラームは鳴らないし痕跡は残らない
というものでもないでしょう。
ドラマではカンファレンス・ルームから
侵入してからセキュリティを切る
とか説明してましたが、
セキュリティを切るためには
管理人室に行かねばならないはずで
そこには当然
管理人が詰めているはずですが
そこらへんをどうクリアしたのか
まったく説明されてなかった。
それに管理人室には
管理人が一人しか常駐していない
ような描かれ方をしてましたけど
高級マンションであればあるほど
そんなことはありえないでしょう。
密室トリックよりも
プールサイドに置かれていた椅子が
一脚だけ乱れていたという状況から
犯人の心情を想像する
という方が、ちょいと無理くりですが
まだしも良かったです。
その他、間違い殺人と思わせて
実はそうではなかったというプロットは
なかなか良いのではないかと思いましたが
第一の殺人と第二の殺人の犯人を別にしたり
途中から犯行計画を引き継ぐという真相にしたり
意外性を狙うあまりなのか
実質90分ほどのドラマにしては
詰め込みすぎという印象もまた
感じられなくもないのでした。
下手に密室トリックなんて盛り込まず
プロットだけで勝負すれば良かったのに。
といっても、第一の殺人の
真犯人の動機は
やや納得し難いものがありましたが……
人権派の弁護士の助手を務めていた
女性弁護士(第一の被害者)が
裏では黒い顔を見せていたという
聞き込みがあるのですが
鬼島だけは彼女の人柄を信じる。
そこに重点を置いて
人間ドラマとして落とすのかと思ったら
転向の謎はほとんど描かれませんでした。
金で転んで、それに苦しんでいた
というふうに、さらっと流してたのが
残念だったかなあ。
それもあって、第一の殺人の動機が
説得力が今ひとつになったような気もします。
さて、黒川さん演じる落合七海ですが、
鬼島とは前作で一緒に捜査をして
その能力は知っているはずなのに
いまだに時として冷たい視線を向けてます。
そういうシリーズの設定なんでしょうけど
キャラとして、なんかおかしい気がします。
もうちょっと、その奇行を信頼して
受け入れてもいいと思うんですがね。
途中、提供が入るブリッジで
定食屋のシーンが映り
七海が鬼島に
私はお金で悪の道に入らない
とか言ってるカットがありましたが、
それって本編に入ってたかなあ?
録画時間は1時間46分24秒で
犯人を逮捕したところで
(エンディング曲が切れたところで)
切れてるんですが
明らかにそれ以降のシーンの
カットだよねえ。
もしかして編集時に間違って
斬って削除したのかも……orz
あと、内田春菊やりりィが
出てたようで、へえーという感じで。
全然気づかなかったですけど
まあ、名前だけしか知らないからなあ(^^;ゞ
他に、ウルトラマンマックスの
青山草太が、第一の被害者となった
女性弁護士の助手として出てました。
残念ながら、第二の被害者に
なっちゃうんですけどね。
その弁護士助手が殺されるまでの流れ、
ちょっと分かりにくかったです。
ちょっと長くなったなあ。
トリックものだと、どうしても
アラ捜し的な感想になっちゃいますね。
ご不快の段ありましたら
ご寛恕いただきたく存じますm(_ _)m
「水曜ミステリー9」枠の2時間ドラマ
『ガンリキ2 警部補・鬼島弥一』
(監督:中野昌宏、脚本:石原武龍)
録画しといたのを、ようやく観ました。
録画したのは、前作に続いて
中央港湾署の鬼島警部補をサポートする
警視庁捜査一課刑事・落合七海役で
黒川さんが出ているからで。
ドラマの冒頭で
「高層マンション 作られた密室
防犯カメラが捉えた 意外な犯人?!」
とかいうリード文が出たので、
おおっ、密室ものかあ、と
一瞬ワクワクしましたが
まあ、その期待は
外されてしまうわけでして( ̄▽ ̄)
以下、ネタ割りありの感想です。
まず、第一の殺人現場である
マンション内のプールは
住民のカードキーでないと開かないし
開けると使用したというデータが電子的に残る
というもので、
そのプールに行くまでにも
マンション自体のセキュリティを
抜けなければならない。
いわば二重の密室であるわけですが
トリックというほどのトリックではなく
どんなに完璧なセキュリティだといっても
穴はある、とか言って
合鍵を利用したトリックだったのは、ガッカリ。
それに死角となっている
カンファレンス・ルームの裏口のドアを開けたら
開けた時点でアラームが鳴るか
開けたという電子的な痕跡が
残るような気がしますが……
管理用のマスターキーで開ければ
アラームは鳴らないし痕跡は残らない
というものでもないでしょう。
ドラマではカンファレンス・ルームから
侵入してからセキュリティを切る
とか説明してましたが、
セキュリティを切るためには
管理人室に行かねばならないはずで
そこには当然
管理人が詰めているはずですが
そこらへんをどうクリアしたのか
まったく説明されてなかった。
それに管理人室には
管理人が一人しか常駐していない
ような描かれ方をしてましたけど
高級マンションであればあるほど
そんなことはありえないでしょう。
密室トリックよりも
プールサイドに置かれていた椅子が
一脚だけ乱れていたという状況から
犯人の心情を想像する
という方が、ちょいと無理くりですが
まだしも良かったです。
その他、間違い殺人と思わせて
実はそうではなかったというプロットは
なかなか良いのではないかと思いましたが
第一の殺人と第二の殺人の犯人を別にしたり
途中から犯行計画を引き継ぐという真相にしたり
意外性を狙うあまりなのか
実質90分ほどのドラマにしては
詰め込みすぎという印象もまた
感じられなくもないのでした。
下手に密室トリックなんて盛り込まず
プロットだけで勝負すれば良かったのに。
といっても、第一の殺人の
真犯人の動機は
やや納得し難いものがありましたが……
人権派の弁護士の助手を務めていた
女性弁護士(第一の被害者)が
裏では黒い顔を見せていたという
聞き込みがあるのですが
鬼島だけは彼女の人柄を信じる。
そこに重点を置いて
人間ドラマとして落とすのかと思ったら
転向の謎はほとんど描かれませんでした。
金で転んで、それに苦しんでいた
というふうに、さらっと流してたのが
残念だったかなあ。
それもあって、第一の殺人の動機が
説得力が今ひとつになったような気もします。
さて、黒川さん演じる落合七海ですが、
鬼島とは前作で一緒に捜査をして
その能力は知っているはずなのに
いまだに時として冷たい視線を向けてます。
そういうシリーズの設定なんでしょうけど
キャラとして、なんかおかしい気がします。
もうちょっと、その奇行を信頼して
受け入れてもいいと思うんですがね。
途中、提供が入るブリッジで
定食屋のシーンが映り
七海が鬼島に
私はお金で悪の道に入らない
とか言ってるカットがありましたが、
それって本編に入ってたかなあ?
録画時間は1時間46分24秒で
犯人を逮捕したところで
(エンディング曲が切れたところで)
切れてるんですが
明らかにそれ以降のシーンの
カットだよねえ。
もしかして編集時に間違って
斬って削除したのかも……orz
あと、内田春菊やりりィが
出てたようで、へえーという感じで。
全然気づかなかったですけど
まあ、名前だけしか知らないからなあ(^^;ゞ
他に、ウルトラマンマックスの
青山草太が、第一の被害者となった
女性弁護士の助手として出てました。
残念ながら、第二の被害者に
なっちゃうんですけどね。
その弁護士助手が殺されるまでの流れ、
ちょっと分かりにくかったです。
ちょっと長くなったなあ。
トリックものだと、どうしても
アラ捜し的な感想になっちゃいますね。
ご不快の段ありましたら
ご寛恕いただきたく存じますm(_ _)m