
(角川コミックス・エース、2012.12.10)
今年の5月に出た第1巻に続いて
年内に第2巻が出たのは、めでたい。
駅ビルの本屋にも入り
見逃さずに済んだので
それもまたありがたかった。
「覆面屋敷」後編(第8話)と
「幻の塔」事件の、
推理を失敗した新十郎が
もう一度出馬するまでの
間奏曲ともいうべき
「佐々風守の独白」(第9話)、
そして「あまりにも簡単な暗号」
前後編(第10~11話)と、
「ハクチウム」ならぬ「ハクチュウム」
前後編(第12~13話)が
収録されています。
「佐々風守の独白」では
メインにあたるはずの
「幻の塔」事件の解決場面は
描かれません。
でも、「事件レポート FILE04
日輪の会構成員変死事件」という
あらすじ紹介のページでは
しっかりと犯人の正体が
明かされていますので
もしアニメの方を観てない人がいたら
ご注意あれ。
普通ならこういうの
スピン・オフというか
番外編扱いのエピソードとして
巻末に付録として
置かれる気がするんですけどね(苦笑)
でも、因果と風守の絡みが
なかなかいい雰囲気なこともあって
この第9話、好きですなあ。
そういえば「ハクチュウム」も
新十郎が風守の電撃で
別天王の能力から脱するところで終わってて
……あ、でもそれはそれでいいのか(苦笑)
アニメでは1回で終えたエピソードを
連載2回使ってやってるわけですか。
だから、「あまりにも簡単な暗号」も
海勝梨江の心情がよりリアルだったし
「あまりにも簡単な暗号」から
「ハクチュウム」への流れや
「ハクチュウム」の、
新十郎が別天王の力から脱するまでの流れ
(お嬢さまデカが登場するまでの流れ)が
アニメよりは丁寧に描かれているというか
自然な流れになっている気がしました。
読んでるとアニメの方を
観直したくなってきますね(^_^)