$圏外の日乘-『スケバン刑事 ラスト・メモリアル』
(Sony Music Direct MHCL-891、2006.9.20)

先週の金曜日、
近所の BOOK-OFF で見つけました。

今週の金曜になっても
幸い売れ残ってたので
これ幸いと購入。

タスキはもちろん
封入特典のピンナップ・カード3枚も
ちゃんと付いてました。

まだ Amazon なんかで
買えるようですけど
BOOK-OFF の方が安い(^^ゞ


原盤は確かLPレコードで
CDジャケ裏のマルCの年代から判断すると
1988年に出てるかと思います。

そのころダビングしてもらったテープを
ヘビロテして聴いてた記憶があります。


収録されているのは
斉藤由貴のテレビ版(1985)主題歌1曲と
南野陽子のテレビ版(1985~86)主題歌2曲、
テレビ版挿入歌1曲とそのB面、
劇場版(1987)主題歌1曲とそのB面、
浅香唯のテレビ版(1986~87)主題歌4曲と
劇場版(1988)主題歌1曲の、全12曲です。

今回検索して初めて知ったけど
ナンノの曲のセレクト
何か複雑だなあ。


続けて通しで聴くと
アイドル・ソングの音の変遷というのか
そんなのも、よく分かったり。


浅香唯が歌う曲は総じて
明らかにバンド調というか
ドラムスの音が目立ってますね。

だから、斉藤由貴の曲はもとより
南野陽子の曲に比べると
パンチが効いていて勢いがあります。
浅香唯のヴォーカルにも合っている。

浅香唯がこういう感じの曲を歌ってた頃は
ちょうど荻野目洋子なんかが
やっぱりドラムスの効いた
ダンサブルな曲を歌っていた頃かなあ
と思って検索してみたら、やっぱそうでした。

サンプルはたったふたつですが(^^ゞ
そんなふうに重なるのも興味深いですね。


斉藤由貴の「白い炎」(1985)は
南野陽子の曲に比べると
ドラムスの打ち込みが
目立っている方ですが
ヴォーカルのパンチ力が
今ひとつなのが残念。

やっぱ「スケバン」刑事だから
ということで
ドラムスを効かせたのだろうか?(笑)


南野陽子の曲も
ヴォーカルにパンチはないけれど
棒読みっぽい歌い方をフォローするアレンジは
時たまハッとさせられます。

とはいえ、だいたいにおいて
いかにもアイドル・ソングだなあ
って感じでして、
それは声の質にもよるのでしょう。

でもまあ、これはこれでいいかと。

「悲しみモニュメント」(1986)なんて
バトル・シーンに流れると合いそうな
打ち込みの音が印象的ですね。

「楽園の Door」(1987)の
イントロや間奏部のアレンジも
さすがの来生たかおで実にカッコいい。

自分としては
大瀧詠一作曲の(初出の歌唱は太田裕美)
「さらばシベリア鉄道」(1980)に
曲調がよく似ている感じのする
「風のマドリガル」(1986)が
いちばん好きです。
ギターのソロもいい。


南野陽子の劇場版からは
比較的よく観てたので
LPならB面にあたる後半6曲が
特にお気に入りなのかと思ってましたが
やっぱり曲調の違いによるんですね。


それにしても風間三姉妹
(浅香唯、大西結花、中村由真)
の「Remember」(1987)、
よくカラオケでも歌ったなあ。
(これも作曲は来生たかおw)

懐かしい……( ̄▽ ̄)