
(集英社 マーガレット コミックス、2012.5.30)
こちらは
『おひとり様物語』よりも
少女まんが度が高い1冊。
奇しくも、先日紹介した
榛野なな恵の『Papa told me』と同じく
オトナ女子のためのまんが誌
『Cocohana』初のコミックスであります。
表題作は
男の方の気持ちは
「分かる~」という感じの話を
(だと思いますが、人によるかな?)
ヒロイン側から書いた話ですね。
ただ、50ページの
ヒロインの台詞で分かる設定には
ガクゼンとしましたよ。
男性の側がああじゃないのは
少女まんがでは
よくありそうだと思うので。
同時収録の
「つまさきで踊る」と
「エンドレスマーチ」は
まあ、普通ですが
それぞれ設定が印象的でした。
とはいえ「つまさき」の方は
典型的な、あまりに典型的な
嬉し懐かし少女まんがワールド(笑)
でも、何といっても傑作なのは
いちばん短い(10ページしかない)
「春の前日」。
これは絶品です。
新刊書店だと
シュリンクかかってて
立ち読みできないと思うから
BOOK-OFF で見つけて
これだけでも読んでみてー
と外道なw 勧め方をしたくなるくらいの傑作。
立ち読みして、すごいと思ったら
谷川史子を、ご贔屓くださいまし。