$圏外の日乘-あの丘で
(日本クラウン CRCP-582、2010.11.3)

先日発売になった新譜ですが、
発売日当日、
会議の日程を間違えて横浜に行ったので、
(そうなんですよ……この忙しい時期に……orz)
立ち寄ってみたHMVにはなく、
いろいろなところを探している
時間の余裕はなかったので
Amazon に注文を出して購入しました。

作詞のカシアス島田というのは
島田紳助の音楽活動時の名前なのだとか。

「あの丘で」というのは、
日本でのデビュー曲「ひなげしの花」で歌われている
あの丘を踏まえたもののようです。

その時、聴いていたファンを想定した
「あなた」への語りかけ、ないしアンサーソング?で、
「あなた」の励ましで今の私がいます
という内容の歌詞です。

スロー・テンポで歌い上げる曲調は
自分が苦手とするタイプの歌なのですが、
アグネスらしいといえばアグネスらしい。

オーケストラで壮大に歌い上げるのではなく
アコースティックな感じなのは良く、
イントロのピアノ・ソロ演奏がきれいです。

昔からのファン(「ひなげし世代」と
アグネスがブログで書いてましたが)は
感慨深く聴けるのではないでしょうか。

カップリング曲は
「僕らには翼がある~大空へ~」で、
これもカシアス島田作詞。

夢は必ずかなうから、翼を広げて羽ばたこう
という内容の、こちらは応援歌、かな。
ただし昔からのファン限定ではありません。

まあ、汚れっちまった大人になったので
夢は必ずかなうという言説、物言いは
自分的には素直に受け容れられないのが残念です。

素直に受け容れられないのは、
度量がせまくて、
まあ、粋じゃないんでしょうけどね(苦笑)

何度も繰り返し聴いていると
また印象も変わりますので、
これからじっくり
聴き込んでいきたいと思います。

「あの丘で」が6分18秒あったのに対して、
「僕らには翼がある」は4分53秒。
「あの丘で」に続けて聴くと、
あっという間に終わった感じがします。

アグネスの新譜を買うなんて、
何十年ぶりのことでしょうか(遠い目)

メロディー符(楽譜)が印刷された歌詞カードが
ジャケットとは別に入っています。
そういえば昔買ったシングル・レコードには
いつもメロ譜が印刷されてましたっけ。
そんなことも思い出しちゃいました。