少し前の話になりますが、
神田のディスク・ユニオンに寄った際、
フランスのチェンバリスト
(フランス風にいうならクラヴサニスト?)
クリストフ・ルセが弾いている
フランソワ・クープランの
クラヴサン作品全集を見つけました。

$圏外の日乘-F.クープラン:クラブサン作品全集(外箱)
(ハルモニア・ムンディ・フランス HMX 2901442.52、1996)

全11枚組みで、ボーナス・ディスクとして、
アメリカのチェンバリストである
ウィリアム・クリスティと共演した
『2台のクラヴサンのための作品集』が付いてました。
(これを含めれば12枚組み)

$圏外の日乘-F.クープラン:クラブサン作品全集

フランソワ・クープランは
フランスの音楽家一族クープラン家の一人で、
フランス・クラヴサン音楽の
黄金時代を作りあげた一人でもあります。

このクープラン家の祖にあたる
フランソワの伯父さんがルイ・クープラン。
それと区別するために、フランソワの方は
「大クープラン」とも称されるのだとか。
甥っ子の方が有名なわけですが、
ルイ・クープランのクラヴサン曲も、
なかなかいいですよん。

それはともかく、チェンバロ好きなら
一度は聴いておきたい、というより、
持っていたい(藁)大クープランの全集。

別の奏者で日本語解説が付いた盤も出ていますが、
少々お値段が張るし、なかなか見かけないしで、
これまで買うことができないでいたのですが、
ルセの輸入盤を中古で見つけて、
誕生日プレゼントだ、えい、やっ
という感じで購入しました。
(ちょうどタイム・サービスで
 割引中だったこともあり……【苦笑】)

ちなみに、1枚あたり600円弱でしたっ!(><)b

ルセはこの全集を作るにあたって、
リュッカースとタスカン、
18世紀ごろのフランスの無銘の楽器、というふうに
3台のクラヴサンを弾き分けています。
その根拠が奈辺にあるのかは分かりませんが、
(ライナーはもちろん英語・仏語表記なので
 そうそう簡単には読めない【^^;ゞ)
曲によって違う音色の楽器が楽しめるわけです。

今までに9枚目まで聴き終わって、
というより「個人で」楽しむため、PCに読み込ませて、
残り2枚まで来ました。

ただ、その独特の曲名(標題)が
すべてフランス語でトラック名として表示されるので、
読み込みが終わっても、次に
標題を日本語表示に直さなくちゃいけない。

めんどう? いやいや、それもまた一興、楽しみです。

曲を聴いてみての感想は、
その作業が終わってからのことになりそうですねー
(いつになるやら……)