実は小倉貴久子は、浜松楽器博物館が企画・制作した
浜松楽器博物館 コレクションシリーズというCDに
プレイエル・ピアノによる演奏を2枚、録音してます。

1枚は、DVDでも演奏している
ピアノ協奏曲 第1番の室内楽版で、
こちらのは買うのを見合わせてます。f(^^;

それは当方が、古楽のファンではあっても
ショパンのファンではないからですが、
もう1枚のオムニバズ・アンソロジーの方は持ってます。

それがこれ↓

$圏外の日乘-ノクターン(プレイエル・ピアノ)
(コジマ録音・販売 LMCD-1829、2006.11.10)

日本語タイトルは
『ノクターン ~ショパンが愛したプレイエル・ピアノ~』
と、やたら長いですが。
英文タイトルは Pleyel Piano とあるだけ。

そっちの方がいいやん(藁

日本ではショパンの名前を出した方が
売れるのかもしんないけどさー(苦笑)

このCDには、ショパンや、
ショパンと同時代の(あるいはその前後の)
作曲家の作品が収められていて、
何といってもプレイエル・ピアノの創設者
イニャース・ジョゼフ・プレイエルの
なかなかチャーミングな作品が
収められているのが珍しいか、と。

「ノクターン」というジャンルを作ったとされる
ジョン・フィールドの曲も1曲入っています。

ショパンが初めてフランスに来たとき、
その演奏を聴いたピアニストのカルクブレンナーは
フィールドの弟子かと思った
という逸話が残されているそうですが、
そのフィールドの曲です。

上の、カルクブレンナーの曲も1曲入ってます。

その他、ブルグミュラーやモシェレスなど、
要するに、
19世紀フランスのピアノ音楽趣味を見渡すのに
便利な1枚なわけです。

まあ、各作曲家のを1~2曲、聴いただけで、
分かるものではないにせよ(苦笑)

で、メインはやっぱりショパン。

当方がかろうじて聴き覚えがあるのもショパン(^^;ゞ

ショパンの曲としては、
超有名な(だと思うんだけどw)
「仔犬のワルツ」とか、
練習曲の「別れの曲」「革命」の他、
幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
などが収められています。

「仔犬のワルツ」、やたら速くて、
びっくりしますよー(藁

「別れの曲」も、イメージしてるのより速いです。

「別れの曲」は、個人的には
映画『さびしんぼう』の曲だなー(藁
中間部は、どこが「さびしんぼう」だ
という感じですが(苦笑)

「革命」や幻想即興曲は、CMで、
中村紘子の演奏で聴いたことありますが、
曲のタイトルは知りませんでした。
だから、これかー! という感じ(藁

上にあげた曲は、CMや映画とかでおなじみなので、
それが、ショパンの時代の響きで聴けるだけでも、
おすすめの1枚かと思います。