$圏外の日乘-ボーイズ・オン・ザ・ラン(新宿)

1月30日(土)に行なわれた
映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の
初日舞台挨拶を観てきました。

チケット発売は1月23日(土)で、
いつもの、新宿のチケットぴあで座席指定券を購入。
奈央ちゃんの時ほど、がっつく必要はない、
後ろの席でもいい、という
ゆる~い気持ちでゲットしにいったのですが
(それでもやっぱり 10:00 前に並んだけどw)、
1枚目を購入後、なぜか身体が自然に動いてしまい、
結局4回ある舞台挨拶すべてのチケを
知らない内に買い揃えていました

こんな身体に誰がした...orz

●テアトル新宿 11:30 の回(D列11番)

本編上映後、
MCを務めるシネマ・アナリスト、DJの
八雲ふみねさんが登壇。
撮影に関する諸注意の後、
三浦大輔監督、峯田和伸、黒川さんの順に登壇。
壇上の並びも発言の順序も、
下手の三浦監督から上の順です。

最初の挨拶で黒川さんは、
「撮影から1年半~2年半経っていて、
 やっと観ていただけて、ホッとしています」
と話したあと、監督の印象を聞かれて
「監督は冷静に怖いタイプで、
 女の子だったら苦手な人が多そうですね。
 『なんか違うんだよね』という感じで、
 いい意味でボロボロにされました」
と言うと、監督が、
「よくやりましたよ、この役」とフォロー(?)。
それを聞いて
「だから(今言ったような感じの人だから)
 ちょっとだけ誉められても、すごく嬉しいんですよ。
 現場では監督と峯田さんは
 地元の幼なじみが話しているという感じでしたね」

黒川さん演じた植村ちはるは、
ぴったりだという感想が多いようですが、
という問いかけに対して、
「嬉しいやら悲しいやら(笑)
 撮影中はちはると同じような
 (追い詰められた)気分になってました。
 女目線でちはるの気持ちを考えてましたから」
と、これは雑誌のインタビューなどでも
話してたことですね。

峯田さんの印象はと問われて、
「初めてお会いした時は田西さんか、と。
 (芝居は)魂で演じてくるんで、
 負けないようにと、
 闘争心をかきたてられました」
それを聞いて峯田さんは苦笑してました。

「撮影中は体調を崩してたんで、
 限界で演技してましたね」
というのは、峯田さんのことなのか、
自分のことなのか、メモからは分からないなあ。
すんません(^^;ゞ

続いて八雲さんから出た質問が、
気合いを入れる時にやることはなんでしょう。
こう問われて、壇上の3人とも困って、
黒川さんが、「しゃん、とか?」と言いつつ
ハンドアクション(こぶしを作って両手ガッツ)
をしたりしたのが、
おもしろ可愛かったです。

最後の挨拶では、
「今まで、いい子チャンが多かったんですが、
 いいことも悪いことも教えてもらいたいなと思います。
 個人的には、女の人でも楽しめる映画ではないか
 と思ってます」と話してました。

ちなみに監督の言葉も引いておくと、
「下手でも不器用でも徹底的にやる、
 という原作の精神が、
 スクリーンに出てればいいかと」
ということでした。

ここで、座席入れ替えで、いったん外へ。
パンフを買って、そのままロビーで待機。

●テアトル新宿 14:00 の回(G列4番)

上映前にMCの八雲さんが登壇。
出演者の並び順は前回と同じです。

この回では、峯田さんへの歓声が目立ってました。

黒川さんは最初の挨拶で、
「(撮影の時が)すごく懐かしいですね。
 (楽屋で三浦監督と峯田さんが)
 チョー緊張したね、って言ってて。
 (初日に観にきてくれて、ありがとうっていう)
 本当に感謝の気持ちを伝えたいだけだよね、
 と言ってるのが良くて」
と、初回挨拶後の楽屋の様子を話してました。

男の子目線の中でヒロインを演じられたわけですが、
どうでしたかという質問に対して、
「理想の女の子でないことが良かったですね。
 ヒロインというと、
 きらきらと可愛いイメージですけど、
 ちはるは違うんです。
 そういう役、曲がったキャラというか、
 憎まれる女の子になりたかったので。
 ——映画の中で、ですけど(笑)」

続いて、峯田さんに役についての質問をして、
それに答えている時に、何かについて黒川さんが、
「魂がすごい勢いでぶつかってくるからね」と言うと、
峯田「魂かどうか、分らないですけど」
黒川「鼻水とか」
というやりとりがあったんですが、
峯田さんがそれを受けなかったのを見てて、
八雲さんが黒川さんに「何ですか?」とふると、
「(峯田さんの)鼻水がたくさん出るんですが、
 試写会で観た時、作り物じゃない、
 本物だったんで、すごいです」
と話して、会場から笑いが出た後に、
さらに峯田さんが
「ぼく、鼻腔が弱いんですよ」
と答えて、会場大笑いでした。

最後に黒川さんは、
「これから観ていただくと、
 (今までの話も)なるほどなと思われると思います。
 田西とちはるの、もうちょっとで上手くいったのに、
 という、もどかしさを感じられるのではないかと。
 鼻水に注目して——嘘ですからね(笑)
 楽しんで観てください」と話してました。

以上で、出演者が退場したあと、
立ち見の人に悪いなあと思いつつ、
当方もそそくさと退場。
上にアップした写真を撮って、
渋谷へと向かうことにしました。
【つづく】