ミステリ系の$圏外の日乘-『ミステリが読みたい! 2010年版』
年末ベストテン企画
第2弾です。

早川書房から出ている
ムックで、
その年度の新刊リスト
なんかが付いているのが
便利なんで、
出た時から買ってます。

今回から
リニューアルしたようで
表紙がオシャレですね。
下の金色の部分は
オビではなく
ツートンカラーの
デザインです。

自分の場合、今年は
日本のミステリは、
あまり読めなかったのですが、
それでも、こちらのブログでもご案内の
連城三紀彦『造花の蜜』が大賞らしく、
たいへん嬉しゅうございます(^.^)

海外の方でイチ押しの
タナ・フレンチ『悪意の森』は
推した人が、たった5人という
ていたらくでした...orz

ところで、
リニューアル記念、特別企画なのか、
「海外ミステリオールタイム・ベスト100 for ビギナーズ」
という企画コーナーがあって、
「ミステリ読みのプロ」が
海外ミステリ初心者に薦める作品の
アンケート集計結果が載ってます。

順位が下るにつれて、
おいおい、これを初心者に薦めるのかい、
というマニアックな作品が目白押し(藁

特に目を引いたのは、
映画にもなったウンベルト・エーコの
『薔薇の名前』が
13位にランクインしていること。

『薔薇の名前』、自分も好きですけどね、
これを初心者に薦めるのは、
さすがにどうか、と思いました(苦笑)

あっ! もしかして、
映画になってるから入りやすかろう
って理屈なのかしらん?!

「初心者」という条件がクセモノで、
赤川次郎が好きなんだけど、という人から、
太宰治が好きなんだけど、という人まで、
もっといえば、
奈央ちゃんが好きなんだけど、
奈央ちゃん東野圭吾が好きみたいだし、
じゃあ翻訳ミステリでも読んでみようかな、
とかいう人だって(いや、さすがにいないかw)、
入るわけですよ。

「初心者」って難しい……

でも奈央ちゃんは
『ダ・ヴィンチ・コード』読んでる人だから、
『薔薇の名前』も行けるかしら(藁

もう読んでたりして(藁×2

個人的には、ぶっちゃけ、初心者なら、
アガサ・クリスティーの代表作を
読むことから始めた方がいい
と思っています(^^)ゞ

クリスティーなら
国際謀略小説やハードボイルド、
警察小説を除くジャンルの、
ほとんどすべての面白さが味わえます。

そういえば、アグネス・チャンが
今、読んでいるのは
Poirot Investigates(1924)
邦題『ポアロ登場』だそうです。

アグネスのブログには
Poirot Investigaitons と書いてありましたが、
正しい原題は上記のタイトル(のはず)です。

早川書房のクリスティー文庫で出てますので、
関心のある方はどうぞ。

自分は、かなり昔に読んだので、
内容、忘れてますf(^^;

なお、かつての「初心者」は、
江戸川乱歩編『世界短編傑作集』1~5
(創元推理文庫)なんかを
手に取ったもんですが……(遠い目)