『バッハおもしろ事典』で
ロ短調フルート・ソナタの推奨盤として
あげられていたのが、これ。

(オクタヴィア・レコード OVCL-0074、2002.8.21)
録音は1998年2月10~14日で、
ジャケット裏面に
マルP1998 ポニー・キャニオン、
とありますから、
もともとはポニー・キャニオンから
出たのかもしれません。
EXTON というのは、
オクタヴィア・レコードのレーベルのようです。
BWV1020、1030、1032~1035 の演奏を収録。
このうち BWV1020 と 1033 が
今日、偽作と目されています。
これを買ったのは、
フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調
BWV1020 では、
オブリガートと通奏低音パートで、
チェンバロの代わりに
フォルテピアノが使われているのと、
同じくイ長調 BWV1032 では、
オブリガート・チェンバロのパートで
ポジティフ・オルガンが使われていて、
珍しいと思ったからでした。
BWV1020は、バッハの息子である
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの
作ではないか、ともいわれています。
C・P・E・バッハが活躍した時代には
すでにチェンバロに代わって、
現代のピアノの前身である
フォルテピアノが使われていたことから、
その楽器が採用されたものでしょう。
使用楽器は不明。
フォルテピアノといっても、
いろいろあるんだけどなあ……。
ポジティフ・オルガンというのは
室内用の小さいオルガンのことです。
BWV1032 のオブリガート・パートが
なぜオルガンを使っているのかは分かりません。
あと不思議なのは、
オルガンはオブリガート・パートだけで、
第1楽章と第3楽章の通奏低音には
チェロに加えてチェンバロも参加してます。
おそらく BWV1032 には、
違う楽器編成による原曲があって、
それを想定しての処理かとは思うんですが、
正確なところはよく分かりません。
ただ、第1楽章と第3楽章での
オルガンとフルートの絡みは、
その疾走感とも相まって、実にいいです。
このCDに収められた演奏の中では
いちばんいいかも。
ちなみに、ズーンの使っているフルートは、
木管ではありますが、古楽器ではなく、
木幡一誠のライナーによれば
「現代の楽器に準じる指使いで演奏可能な
キー・システムを搭載した」もののようです。
そのためかあらぬか、
スピーディーなタッチの曲になると冴えますね。
音の切れがいい、とでも、いえばいいのか。
チェンバロも、モダンではなく
古楽器のように聴こえます。
使用楽器のデータは、やっぱり
どこにも書いてないんだけれども(藁
ロ短調フルート・ソナタの推奨盤として
あげられていたのが、これ。

(オクタヴィア・レコード OVCL-0074、2002.8.21)
録音は1998年2月10~14日で、
ジャケット裏面に
マルP1998 ポニー・キャニオン、
とありますから、
もともとはポニー・キャニオンから
出たのかもしれません。
EXTON というのは、
オクタヴィア・レコードのレーベルのようです。
BWV1020、1030、1032~1035 の演奏を収録。
このうち BWV1020 と 1033 が
今日、偽作と目されています。
これを買ったのは、
フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調
BWV1020 では、
オブリガートと通奏低音パートで、
チェンバロの代わりに
フォルテピアノが使われているのと、
同じくイ長調 BWV1032 では、
オブリガート・チェンバロのパートで
ポジティフ・オルガンが使われていて、
珍しいと思ったからでした。
BWV1020は、バッハの息子である
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの
作ではないか、ともいわれています。
C・P・E・バッハが活躍した時代には
すでにチェンバロに代わって、
現代のピアノの前身である
フォルテピアノが使われていたことから、
その楽器が採用されたものでしょう。
使用楽器は不明。
フォルテピアノといっても、
いろいろあるんだけどなあ……。
ポジティフ・オルガンというのは
室内用の小さいオルガンのことです。
BWV1032 のオブリガート・パートが
なぜオルガンを使っているのかは分かりません。
あと不思議なのは、
オルガンはオブリガート・パートだけで、
第1楽章と第3楽章の通奏低音には
チェロに加えてチェンバロも参加してます。
おそらく BWV1032 には、
違う楽器編成による原曲があって、
それを想定しての処理かとは思うんですが、
正確なところはよく分かりません。
ただ、第1楽章と第3楽章での
オルガンとフルートの絡みは、
その疾走感とも相まって、実にいいです。
このCDに収められた演奏の中では
いちばんいいかも。
ちなみに、ズーンの使っているフルートは、
木管ではありますが、古楽器ではなく、
木幡一誠のライナーによれば
「現代の楽器に準じる指使いで演奏可能な
キー・システムを搭載した」もののようです。
そのためかあらぬか、
スピーディーなタッチの曲になると冴えますね。
音の切れがいい、とでも、いえばいいのか。
チェンバロも、モダンではなく
古楽器のように聴こえます。
使用楽器のデータは、やっぱり
どこにも書いてないんだけれども(藁