しばらくは、何かといえば
ブリュッヘンのフルート・ソナタを聴いていましたが、
ある日新譜でクイケン3兄弟の録音を見つけて、
以来、愛聴するようになりました。
それが下の写真の盤です。

圏外の日乘-クイケンのフルート・ソナタ
(BMGビクター BVCD-3103~04、1993.9.22)

録音は1988年1月27~30日。
レーベルはドイツ・ハルモニア・ムンディです。

今気づいたけど、リリースが
自分の買ったブリュッヘン盤の、約1年後ですね。
ほんとかなあ、そんなにすぐ買ったかなあ(苦笑)

ブリュッヘンの盤に入っていた真作の全てと、
フルートとヴァイオリン、
通奏低音のためのソナタ BWV1038 と
2本のフルートと通奏低音のためのソナタ BWV1039 が
収録されています。

BWV1038については偽作説もあるようです。
BWV1039は、オブリガート・チェンバロと
ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ BWV1027 の
バッハ自身の手になる編曲版。

オブリガートというのは、必須の、欠くべからざる
というような意味で、
チェンバロは伴奏と通奏低音の2声部を演奏します。
伴奏といっても、バロック音楽の場合、
主旋律を補佐する役割ではなく、
主旋律と同等に絡むもうひとつの主旋律
という位置づけになるので、
厳密には伴奏というのはおかしいのですが、いちおう。

演奏しているのは、バルトルド・クイケンの他、
チェンバロのレオンハルト、
ヴィオラ・ダ・ガンバのヴィーラント、
ヴァイオリンのシギスヴァルトの全4人。

シギスヴァルト、ヴィーラント、バルトルドは
古楽演奏・第1世代の3兄弟として有名で、
オーセンティック・ベスト50にも録音があります。
だから名前は知っていたし、
レオンハルトが加わっている以上、
買わないわけにはいきません。

これは、レオンハルトも参加しているし、
息の合った演奏で超オススメ盤
……といいたいところなのですが、
全曲録音にこだわらなければ、
最近プレーヤーにかけることが多いのは、
実は、この盤でなかったりしますf(^^;

つづく……って、まだ引くかい(藁