『「私」のための現代思想』の
著者紹介欄をながめていたら、
これまでに著者が書いた本のタイトルを見て、
何か持ってるっぽい、と思って
本棚をあさってみると、出てきました(苦笑)

(筑摩書房・ちくま新書、2006年1月10日発行)
せっかくだから、読んでみました(藁
買ってはおきましたが、
読むのは今回が初めてです。
そんな本、いっぱいあります
(自慢できることではありませんが……)。
人、それ↑を死蔵という。
でも、今回読んだから、
死蔵ではありません(笑っ
それはともかく——
現代思想と哲学とは違う、
という視点が興味深かったです。
現代思想は哲学を否定したところから
始まるのだそうで、
とっても乱暴に簡単にいってしまうと、
哲学は真理を追究するものですが、
現代思想は、そういう
無前提に信憑される真理なんてものはない、
というところから始まる、
ということになります。
目的によって正しさは異なる、
という立場に立つのが、
高田氏のいう現代思想なのだそうです。
そういう前提に立って、
構造主義前後から始まる
いわゆる現代思想の流れを鳥瞰した本
というふうに、本の内容を
乱暴にまとめることができるでしょう。
巻末附録にはブックガイドが付いており、
ここでいわれている本の読み方が
例の『難解な本を読む技術』の
大元になっていることに気づきました。
おお、特定の個人の仕事というのは
つながっているもんなんだねえ。
てか、買っておきながら、
今ごろ気づくんだもんねえ。
ま、そんなもんです f(^^;
昔は「倫理社会(倫社)」といいましたが、
今は何というんでしょう。
とにかく高校で学んだ
そういう分野に興味があって、
構造主義以降の現代思想の
だいたいの流れを知りたい人には
オススメです。
物事というのはそう簡単にはよくならないし、
簡単によくなるという言説はいかがわしい、
という認識においては、前に紹介した
仲正昌樹のアーレント本とも共通しますね。
つまりは、それが今の時代の思想のトレンド
ということなのでしょう。
トレンド、なんていうと軽い感じがしますが、
とても重要な認識だと思います。
著者紹介欄をながめていたら、
これまでに著者が書いた本のタイトルを見て、
何か持ってるっぽい、と思って
本棚をあさってみると、出てきました(苦笑)

(筑摩書房・ちくま新書、2006年1月10日発行)
せっかくだから、読んでみました(藁
買ってはおきましたが、
読むのは今回が初めてです。
そんな本、いっぱいあります
(自慢できることではありませんが……)。
人、それ↑を死蔵という。
でも、今回読んだから、
死蔵ではありません(笑っ
それはともかく——
現代思想と哲学とは違う、
という視点が興味深かったです。
現代思想は哲学を否定したところから
始まるのだそうで、
とっても乱暴に簡単にいってしまうと、
哲学は真理を追究するものですが、
現代思想は、そういう
無前提に信憑される真理なんてものはない、
というところから始まる、
ということになります。
目的によって正しさは異なる、
という立場に立つのが、
高田氏のいう現代思想なのだそうです。
そういう前提に立って、
構造主義前後から始まる
いわゆる現代思想の流れを鳥瞰した本
というふうに、本の内容を
乱暴にまとめることができるでしょう。
巻末附録にはブックガイドが付いており、
ここでいわれている本の読み方が
例の『難解な本を読む技術』の
大元になっていることに気づきました。
おお、特定の個人の仕事というのは
つながっているもんなんだねえ。
てか、買っておきながら、
今ごろ気づくんだもんねえ。
ま、そんなもんです f(^^;
昔は「倫理社会(倫社)」といいましたが、
今は何というんでしょう。
とにかく高校で学んだ
そういう分野に興味があって、
構造主義以降の現代思想の
だいたいの流れを知りたい人には
オススメです。
物事というのはそう簡単にはよくならないし、
簡単によくなるという言説はいかがわしい、
という認識においては、前に紹介した
仲正昌樹のアーレント本とも共通しますね。
つまりは、それが今の時代の思想のトレンド
ということなのでしょう。
トレンド、なんていうと軽い感じがしますが、
とても重要な認識だと思います。