NHKテレビで放送中の音楽バラエティー番組
『クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス』。
いつも録画はしておきながら、
観る時間が取れなかったりするんですがf(^^;
たまにライブで観ることができたりします。
BSハイビジョンが本放送、
BS2と地上波が再放送で、
今回、地上波で放送されたのが
事件ファイルNo.026「破門の謎掛け」でした。
この回のテーマは、
バッハの無伴奏チェロ組曲(全6曲)です。
以前、BS2の方で観て、
たいへん感服した回でした。
たまたま地上波でも観ることになったわけですが、
やっぱり今回も感服です。
無伴奏チェロ組曲といわれても
分からないかもしれませんが、
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の中で
碇シンジが弾いていた曲、といえば、
ああ、あれかと思う人がいるかもしれません。
少し前に、ヨー・ヨー・マの演奏が
CMに使われたことも、確か
あったんじゃないでしょうか。
とはいえ自分的には、バッハの中でも、
実はあまり聴かない方の曲です。
ですが、今回の放送を観て、
久々にカザルス(1876~1973)の演奏を
聴きたくなりました。

(東芝EMI 1994.12.7/
1936、1938、1939年アナログ録音)
基本中の基本である超名盤なので、
持ってはいるし、何度か聴いてもいるんですよ(^^)ゞ
原盤はSPレコード録音です。
戦前の録音で、だからたまに
スクラッチ・ノイズが混ざります。
かほどさように、古いことは古いんですが、
いまだに定番として、再プレスされ続けています。
この曲、長いあいだ忘れられていたんですが、
カザルスが13歳の時に古い楽譜と出会い、
たちまち魅了され、それ以来研鑽を重ね、
曲の魅力を引き出し、
それがこの曲の復興のきっかけになった
という伝説的ないわくを持つ曲です。
番組では、戦後になって、
フランスの修道院で演奏するカザルスの映像が
少しだけ流れます。
こんな映像が残っていたのかと、びっくり。
「無伴奏」というのは、
チェロひとつで三声部の曲を弾くことから来ていて、
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータと共に、
バッハの作曲における力技ということで、
よく知られています。
ただ、説明されて、頭では分かっても、
三声部を聴き分けるのは、なかなか難しい。
番組では、想定されている声部ごとに弾き分けて、
テロップで出ている楽譜と対応させており、
まさに一目瞭然で分かる感じ。
その他、重音とか開放弦とかいったテクニックが、
これまた分かりやすく解説されて、
曲に対する親しみが、ぐんと増す感じ。
おまけに、組曲・第6番が
5弦のチェロを指定していることについて
(普通のチェロは4弦)、
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという
肩にかけて演奏する古楽器のチェロがあって、
それで弾くことを想定していたのではないか、
という謎ときをし、寺神戸亮の演奏も聴かせる
という充実ぶりなわけです。
その他、筧利夫演ずる所長・天出臼夫と
黒川芽以演ずる助手の響カノンとのやりとりも
見どころのひとつ、だったりします。
そっちがメインでしょ、と
言われそうな気もしますが(藁
『クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス』。
いつも録画はしておきながら、
観る時間が取れなかったりするんですがf(^^;
たまにライブで観ることができたりします。
BSハイビジョンが本放送、
BS2と地上波が再放送で、
今回、地上波で放送されたのが
事件ファイルNo.026「破門の謎掛け」でした。
この回のテーマは、
バッハの無伴奏チェロ組曲(全6曲)です。
以前、BS2の方で観て、
たいへん感服した回でした。
たまたま地上波でも観ることになったわけですが、
やっぱり今回も感服です。
無伴奏チェロ組曲といわれても
分からないかもしれませんが、
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の中で
碇シンジが弾いていた曲、といえば、
ああ、あれかと思う人がいるかもしれません。
少し前に、ヨー・ヨー・マの演奏が
CMに使われたことも、確か
あったんじゃないでしょうか。
とはいえ自分的には、バッハの中でも、
実はあまり聴かない方の曲です。
ですが、今回の放送を観て、
久々にカザルス(1876~1973)の演奏を
聴きたくなりました。

(東芝EMI 1994.12.7/
1936、1938、1939年アナログ録音)
基本中の基本である超名盤なので、
持ってはいるし、何度か聴いてもいるんですよ(^^)ゞ
原盤はSPレコード録音です。
戦前の録音で、だからたまに
スクラッチ・ノイズが混ざります。
かほどさように、古いことは古いんですが、
いまだに定番として、再プレスされ続けています。
この曲、長いあいだ忘れられていたんですが、
カザルスが13歳の時に古い楽譜と出会い、
たちまち魅了され、それ以来研鑽を重ね、
曲の魅力を引き出し、
それがこの曲の復興のきっかけになった
という伝説的ないわくを持つ曲です。
番組では、戦後になって、
フランスの修道院で演奏するカザルスの映像が
少しだけ流れます。
こんな映像が残っていたのかと、びっくり。
「無伴奏」というのは、
チェロひとつで三声部の曲を弾くことから来ていて、
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータと共に、
バッハの作曲における力技ということで、
よく知られています。
ただ、説明されて、頭では分かっても、
三声部を聴き分けるのは、なかなか難しい。
番組では、想定されている声部ごとに弾き分けて、
テロップで出ている楽譜と対応させており、
まさに一目瞭然で分かる感じ。
その他、重音とか開放弦とかいったテクニックが、
これまた分かりやすく解説されて、
曲に対する親しみが、ぐんと増す感じ。
おまけに、組曲・第6番が
5弦のチェロを指定していることについて
(普通のチェロは4弦)、
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという
肩にかけて演奏する古楽器のチェロがあって、
それで弾くことを想定していたのではないか、
という謎ときをし、寺神戸亮の演奏も聴かせる
という充実ぶりなわけです。
その他、筧利夫演ずる所長・天出臼夫と
黒川芽以演ずる助手の響カノンとのやりとりも
見どころのひとつ、だったりします。
そっちがメインでしょ、と
言われそうな気もしますが(藁