⑦タイタニックの事件から、23年後、

“タイタニアン”て船が、

夜、北大西洋を、走っていました。

見張り番の、若い男が、いたんですが、

今日、4月14日が、23才の誕生日。

そう、彼は、

タイタニックが沈んだ日に、生まれたんですよ。

彼は、

「おまえが生まれた日は、タイタニックが沈んだ日だよ」

と、言われて、育ったわけです。

北大西洋を、タイタニアンは、走っていく、

そろそろ、見張り番も、交代の時間、

場所は、タイタニックが沈んだ、すぐ側!

彼は、思ったわけです、

「今日は、誕生日だけど、タイタニックが沈んだ日でも、ある」

場所も、すぐ、そこ!

そう思うと、彼は、

すごく、怖くなってきた…。

「待てよ…

時間的に、見張り交代を、する場所は、

タイタニックが沈んだ、辺り!」

そう思うと、

心臓が、バクバクしてくる!

見張り交代時間と、タイタニックが沈んだ場所が、近づき、

どんどん、どんどん、バクバクしてくる!

彼は、たまらず、

大声で、ストップを、かけたそうです。

「ギー!」と、タイタニアンは、急停止!

みんなは、

「どうした!」

と、大騒ぎ!

ふと、前を見ると、50メートル先に、

巨大な氷山が、あちこちに、浮いていて、

助かったんです!

奇跡的に!


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