家作りの仕事も、残すところあと僅か。

本当は4月中に引き渡しの予定でしたが、5月中旬位になりそうです。

昨日の朝まで、私がこの仕事に携わった印の作品(笑)として、建物の外部に取りつける飾りを作っていました。

そして、昨日の朝出来上がった品物を持って現場へ。

私の大好きな木「ウエスタンレッドシダー」を使って作りました。
ウエスタンレッドシダーは、とても甘い香りがして腐ったり虫に喰われたりしにくく、今回の現場でも外部で風雨に晒される場所にはあちこちに使いました。

その部品がこちら



アールのハネになる部分を作るのに、とても苦労しました。
それと、地面についている部分。
これはウッドフェンスの柱などに飾りとして付けられるギボシとかポストキャップと言われるものですが、とにかくいつでもホームセンターで見かけていたような気がしていたのに、近くのホームセンターにはない!どころか通販やネットショッピングでも見つけることが出来ず、半ばあきらめていたところ、大好きな巨大ホームセンターに遠征した時に見つけたもの。
とても思い出深い飾りになりました。



そして、この飾りはこんなところに・・
私が付けたかったのですが、プロの大工さん2人掛かりでやっている様子を見ると・・やらなくてよかったかも(笑)



そして、完成!

お客様も取り付けを一緒に下から見ていたのですが、とても喜んでいました。



反対側の破風板にも取り付け完了。

これを2つ作るだけでかなり消耗しました。。orz

それでも、頑張って作ったり材料探したりしていた時間はお金には変えられず、お客様の笑顔と引き換えになった努力はプライスレス!という感じです。


そして、ここからは内部の写真。



玄関とリビングの間の壁に埋め込んだアンティークのステンドグラス。
左のこげ茶の古い柱とステンドグラスの台になっている木は、去年古材屋さんに探しに行って買ったもの。
壁は本物珪藻土でざっくり塗ってあります。



チャイルドルームになる場所は階段の踊り場を広くして中二階にした場所。
そこから二階の階段室~ベランダ入口を撮影したもの。
ベランダはかなり広々していて、廊下と主寝室から出られるようになっています。
階段の手すり壁は全部ケイソウドの塗り包み。やっぱり雰囲気あります。



中二階から一階に降りる階段はアールの手すり。
こげ茶の柱や梁は私も少し手伝ってお客様と一緒に柿渋にベンガラを混ぜて塗りました。



ここは子供室。
大きな開放的なロフトがあり、お客様のお家のお子様達がもう梯子で登って喜んで遊んでいるそうです。

木製の梯子は北欧製。
オークションで購入しました。
お手頃だったけれど、とても立派なしっかりしたものです。


左のドアが2階のトイレ、手すりはこんな感じです。
吹き抜けにはステンドグラスをどーんと配置。



中二階はとても素敵な空間になりました。
安曇野の土蔵を解体した時に出たという大きな梁をスライスして、こんなふうにチャイルドルームの壁面にぐるりと配置。

ここで宿題したり本読んだりしてもらいます。学習机はありません。
ステンドグラス、入れてよかった!って本当に思います。


2階階段室の大きなFIX窓からベランダを見るとこんな感じ。
右側のドアから主寝室に入れるので、お洗濯をここで干したら片づけも楽だろうな~♫
引き渡し間際にベランダの防水仕上げをして完成。
まだ下地段階です。


引き渡しが近づくと、いつもいつもとても寂しくなってしまうのですが、今回の現場はひときわ。
入魂の一棟が出来たということもそうだけれど、お客様と本当に仲良くなりすぎました。

塗装工事がすっかり気に入ってしまったというお客様の奥さんに塗装工事を外注出来るように、なんとかまたもう一棟ご近所に作りたいな~なんて・・

仕事が楽しいのは本当に嬉しいことですね~♫