ホーローの洗面器の中に産卵した卵たちが入っています。

人工授精した後の洗面器の水はかなり汚れているため、温度合わせした綺麗な水と取り換えてあげました。

金魚に限らずメダカも、卵は水流などに流されないように最初に着地した部分に粘着物質でくっついているので、卵の状態での水替えはとても楽です。
汚れている水をこぼして、新しい水をゆっくり注いであげれば完了。

これが孵化するとちょっと水替えでも・・というわけにはいかない程大変な作業になるのです。


洗面器ごと、水槽に沈めて孵化したら水槽の中で稚魚の管理をしようと思い、60センチスリムの水槽を出してきて洗浄・水張しました。

酸素たっぷりな水で孵化させたほうがいいので、ポンプとヒーターも準備しました。


去年は白い発砲スチロールの箱で孵化~育成したので、温度管理などは結構適当でしたが、横見での撮影観察に耐えられるように、今年は水槽での孵化にすることにしました。

まだはっきりした発眼はみられないものの、受精卵と未受精卵の区別ははっきりつきます。

受精率は60~70パーセントという感じでしょうか?もしかしたら、もう少しいいかもしれません。
人工授精の場合はほぼ90パーセント以上の確率で受精させることが可能ですが、如何せん、水替え退避のために精子絞ってもあまりかき混ぜることなく産卵させてしまったのが受精率低下の原因と思います。

次くらいからはオスを捕まえて精子を絞り、追われているメスを捕まえて卵を絞るという基本に戻れたらいいのですが・・

ちなみに、私はリンゲルを使うという選択肢は持っていません。
ただ単にめんどうくさい!という感じなのですが、洗面器の中にオスの精子を絞る→メスの卵を絞ってかき混ぜる→もう一度オスの精子を絞る。。という単純な動作でもちゃんと90パーセント以上受精するので、これでいいかな?と。

この方法は、なんこうさんがyoutubeにアップされている方法です。


今夜くらいには眼が見えてくるかもしれません。