腰痛です。

ウエルカムボードを作ったり、プロフチラシ作ったりとやることが満載ですが、同時進行でお家の上棟式を控えてる関係で、現在加工場で塗装工事に勤しんでいます。


ところが・・この作業ってば中腰で塗り塗りした後で塗り終わった材木をよっこらせと移動させるのでかなり腰にきますガーン
しかも、作業してるところはなんだか寒い場所で・・
足元から冷えてきて、終わった瞬間「寒い!!」って感じで(夢中でやってる間は気にならないんだな~)
昨夜は暗くなってから帰宅した私は速攻お風呂にお湯を張りながら足湯→腰湯→半身浴→やっと入浴(笑)
なんて感じで全身解凍しました。


上棟前の塗装工事は、取り付けてしまった後では作業効率が悪い場所や、隠蔽されてしまう部分の防腐処理などをします。

仕事上、どうしても化学物質過敏症になりやすいので日頃使う塗料などにはかなりこだわりがあります。

普通の防虫防蟻材とかでは心配なので、昔ながらの伝統的な材料を使って塗装します。
作るのが面倒だったり、化学薬品に押されたりして忘れられていたような先人の知恵を掘り起こして使ったりするのがとても好きで・・
我が家の土台には京都産の柿渋の原液を塗っています。

柿の木自体がとても硬くてゴルフクラブのヘッドに使われたりする木ですが、柿渋にも豊富なタンニンが含まれていて木や布、紙などを強化したり虫に食われるのを防いだりするのに昔から使われてきました。


柿渋を塗ったヒノキの土台はほぼ無敵!って感じになります。
あとは床下の通気をよくしてあげたら完璧。


白木だったヒノキの土台が薄い赤茶色になって・・

その後は、梁の塗装です。

垂木代わりの昇り梁が30枚弱。
これは柿渋に白のベンガラ(酸化チタン)を入れ、それだけだと色の出方が少ないので水性塗料の白を混ぜ混ぜして水で適宜薄めて使います。

塗り塗りした後に、ウエスでごしごし擦り込むと塗りつぶしでない木目の美しい白い梁の完成。
もともと木の呼吸を抑えてしまう塗りつぶしの塗装が嫌いなのです。塗りつぶすなら素材はなんでもいいはずだし。

色はつけても、ちゃんと無垢の木目を大事にしたいな~って思って。。

でも、とても手間のかかる作業だし仕上がりにこだわりがある。
なので、人に任せるわけにもいかず自分で手をかけることに・・

ああ・・大変な作業の時って分身が欲しい。


しかも、柿渋ってくっさいんだな~

一日中、私のまわりから銀杏臭さが立ち込めて。
親方の奥さんからは「なんかうん○の匂いがするね~」なんて言われてw

好きだからやってられるけれど、きついっす。

まあ、上棟までには匂いは抜けるはずだし、住み始めたらきっともっといい匂いのする新婚家庭にwww
などと考えてる現場作業員兼もうすぐ花嫁です。。桜

今日もこれから銀杏臭くなってきま~す(爆)