最後の夏の大会前に何故?
春の選抜に21回、夏の甲子園大会に25回、春夏3回の優勝を
ほこる、あの奈良県の天理高校が夏の大会出場を辞退する事に!
原因は今月1日に、雨天で練習時間が短いのを喜んでいた2年生
3人の態度に腹をたて、3年生4人が殴るなどの暴力行為をふるい、
1人が顏の骨を折って、鼓膜が破れるなどしたという。その行為を
3年生は『顔にボールが当たったと言え』と口止めしていた。
しかし、そこまでの怪我をしたものがいるのに口止めですむはず
がないのは分かるだろう。
当然、外部から情報が入り、事態が判明した。
この件で、天理高校は今回の事態を重く受け止め、監督、部長を
解任し、間もなく開かれる夏の甲子園大会奈良県大会の出場を辞退
することにした。また、暴力をふるった3年生4人は無期停学処分
とした。
最後の夏を暴力を振るった3年生はどう思っていたんだろうか?
この位の事は上手く知られないように出来るさという軽い気持ち
からやったのか。それとも、こういう行為は日常茶飯事に行われて
いたんだろうか?
人を傷つけるという事は、自分も傷ついているという事を分かって
いるだろうか?
こういう事件が起こるという事は、当然監督の教えが子供達に対し
そういう行為をさせてしまっている可能性もあったんでは?
最近は、野球だけ出来ればいいっていう考えの監督さんは徐々に
少なくなっていると思う。野球を通して、人として成長させる事に
重きをおいている監督が増えてきているような気がする。
それを考えると、今回のこのような行為は、人の痛みを知るという
事を教えられてなかったかなぁ?
本当に野球をやっている同じ仲間として、彼らの行為は非常に残念
でならない!
心と心のキャッチボールも大事だよ!