今年2月に日本高野連が、元プロ野球選手が高校野球指導者に
なる条件を緩和することを決定した。
今回、その条件緩和によって、阪神などで投手としてプレーし、
現在は東京都立江戸川高校で教鞭にたつ伊達昌司氏が、適正検査を
受け4月1日付けで指導者としてはじめて認定された。
嬉しいのは、今回私立ではなく、公立高校に元プロ野球指導者が
つく事である。
当然、私立は資金力があり、高額な金額をつんで有力指導者を呼ぶ
事が出来る。
でも、以前は元プロ野球選手が公立高校の野球部監督になり甲子園
へ導いている人もいる。例えば、徳島県立池田高校の故蔦文也監督や
埼玉県立上尾高校の故野本喜一郎監督である。
確かに私立とは違い、限られた条件下の中で、選手を伸ばしていか
なければならない。
でも、そこは元プロ野球選手である。これまでに培った経験を生か
して子供達を育てる事は、その人の手腕である。
これからも、伊達さんのように公立で活躍してくれる元プロ野球の
選手だった高校野球指導者がでてくれることを期待したい。
また、元プロ野球選手でなくても、公立高校で力を発揮してくれる
高校野球指導者が多くなってほしい!