ただいま旅からもどりました~!

遅くなっちゃってすみませーん。

あー、遠かった~!


さて、ゆたろうはどこへ行っていたのか?


それは!ここ!

Lightning Ridge (ライトニングリッジ)でーす!


。。。どこよ、それ?


と、皆様の心のツブヤキが聞こえたような気がするので、
お教え致しましょう!

ライトニングリッジは、シドニーから約770キロ、
ブリスベン、ゴールドコーストから約750キロ、
ニューサウスウェールズ州北部、クイーンズランド州境に近い
内陸の人口5000人の小さな町です。

そしてここは

「ブラックオパールが採れる唯一の町」

 
なのでーす!

ブラックオパールにも、興味はあったんですが、
もっと興味があったのが、オーストラリアにはめったにない
温泉がここにはあるのです!
四十・五十肩に苦しむものとしましては、
藁をもつかむ思いで。。。

というのはウソですが、温泉!
よかったです。水着で入るんですケドね。

この旅の話はまた次回で。。。


さてさて、
今だから言える、パピーの出産秘話 (7) の続き、
第八話です!(そろそろ終われって?


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育児放棄したパピーの代わりに子犬の面倒を
みるハメになった、ゆたろう。。。
里親探しをはじめます。
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可愛いけど、
やんちゃ。

だんだん遊びに激しさがましてきておりました。


さて、新聞に

子犬売ります。
ラブラドールの雑種
オス五匹、メス一匹
獣医検診、ワクチン接種済み。
一匹、100ドル
ご希望の方はまずお電話を。


という広告を土曜日に出す前に、
最近飼い犬を亡くしたばかりの友人から
ぜひ、一匹譲り受けたいとの申し出がありました。
亡くなった犬が女の子だったので、女の子を希望。
乳離れが完全にできたら引き取ってもらうという事で、
契約(?)終了。

↓ 恥ずかしがりやのこの子

あー、よかったー!
彼女は絶対幸せになるハズ。


残るは男の子ばかり、五匹。

電話がかかってくるかな?


土曜日の朝。


       


な、なんと、
ジャンジャン電話がかかってくるではありませんか!

そんなにラブラドールの雑種は人気なのか?


まずは、電話にて本気で犬が欲しいのかを探ります。


庭はあるか
フェンスはあるか
今までに犬は飼った事があるか
家族構成は?

などなど、「何でそんな事聞くの?」
と言われる程、シツコク質問をして、
納得した人にだけに住所を教え、
子犬を見に来てもらいます。


なぜか家の前に行列ができました。

順番に入ってもらって、どの子がいいか選んでもらいます。

私のように長時間迷う人はいなかった。
なぜだろう。。。


着々と里親が決まって行きます。
最低10週間が過ぎるまで親兄弟とは離さないという事を
理解してもらい、色のついたリボンをつけます。

子犬を迎えにきてもらうまでに
揃えてもらわなければならない品物のリストを渡したり、
預かり金の領収書を書いたりと、大忙しです。

その横で母犬のパピーは

えへへへっ  

と笑顔。

むむむむむ

もうちょっと子犬と離れるのを寂しがらんかい!


はーい、わかりました~

お客様がいる時は良い母なのね 
(良い母だったんですケドね)


はあ~、それにしても、どーしてこんなに大人気だったんだろう?

最後の一匹の里親さんが来た時に
その理由が判明しました。


五匹目の里親さん。
カッコイイ、ブルーのSubaru WRXでやってきました。
お若いカップル。
どうも最近婚約したばかりのようです。

女性は最後に残った一匹を見るとすぐに抱きかかえ、

女性 Can I have him?

男性 Of course!!

そして、男性はすんごく急いで100ドルを財布から出すんです。

いや、子犬は今連れて帰ってもらえるんじゃないから、
預かり金だけでいいですよ?

いーから、いーから、全額いま払うから!


なーんでそんなに急いでるんだろう?


するとその男性はこっそり、

「あなた、自分が出した新聞広告、見た?」

と私に聞くんです。

よく考えてみると、朝から電話がじゃんじゃんかかってきたんで、
新聞そのものは見てなかったなあ?

「そーいえば見てないけど?」と答えると、

彼はニヤリと笑って

「あなたの犬の広告の上に
チョコレートラブラドールの子犬売ります
って広告がでてたんだよね。
一匹、900ドル。
あー、先にこっちを見にきてよかったよ~」


チョコラブ 900ドル
ラブ雑種  100ドル


。。。なるほど。


彼としては、彼女に「買って」ってお願いされたら、イヤとは言えない。

でも900ドルの出費よりは、100ドルの出費の方がマシって事ね。

あの頃、スバルのWRXってすごく高かったので
お金持ちかと思いきや、結構ケチな男だなあ~


12週目に最後の一匹君をカップルが迎えに来ました。

彼女はウキウキ、ルンルン (ルンルンって死語?)

彼はなぜか、くらーい顔をしています。


気になってこっそり彼に、どうしたの?と聞いたところ

。。。彼女、子犬用の小屋やら、ベッドやら、オモチャやらに

1000ドルも使ったんだよ。。。

あー、先が思いやられる。。。


プッと吹き出しちゃいました。
子供ができたらどうなるんだろうなあ、このカップル。


でも彼女は幸せそうに、子犬を抱いて手を振って去って行きました。


めでたし、めでたし。


まだエピローグがあるのですが、
出産秘話はこれでお終いです。


すみません、書いてみないと、どこで話が終われるのか
わかんなかったもので。

お楽しみ頂けましたでしょうか?

コメント頂けると嬉しいです。


ではまた~!