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○新日本石油ENEOS 4-0 日立製作所●
【連続写真】田沢投手の華麗なピッチングフォーム
田沢はこの日も速かった。最速151キロの直球でバットをへし折り、凡打の山を築いた。しかし大リーグ注目右腕の真価は、その一点だけにあるのではない。必要とあらばスライダーでカウントを稼ぎ、フォークで空振りを奪う。「初戦より、思うところに制球できた」。アマナンバーワンと称される総合力を見せつけた。
神髄は二回に表れた。1死から、田中に150キロの直球を中前へ運ばれた。さらに守備の乱れもあり、一、二塁。打席には7番・原島。日大三高時代には01年夏の甲子園で3試合連続本塁打を放った強打者だ。
ここで、バッテリーは変化球主体に切り替えた。「日立製作所打線は直球に強い打者が多い。原島もその一人」と捕手・山岡。スライダーを軸に2-2と追い込み、最後は130キロのフォークで見逃し三振。続く大森もスライダーで三ゴロに打ち取り、ピンチを脱した。日立の鈴木監督は、「予想より変化球が多く、しかも切れがよかった。もう少し直球が多ければ得点できたかもしれないが」。
前日のホンダ鈴鹿戦は4投手をつないで勝利。出番のなかった田沢は、「万全の状態で準々決勝に臨める」と感謝した。その言葉通りの快投で、今大会2度目の完封勝利。エースは準決勝、決勝の連戦も視野に入れている。「監督に行けと言われれば、どこでも行く」【田内隆弘】
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