山納銀之輔に見られる「嘘のパターン」をやさしく言語化する

前回の記事では、
彼の心の中にある「特別でありたい気持ち」や「ヒーロー願望」について触れました。

今回は、
では実際に、どんな話し方・どんな流れで人は引き込まれてしまうのか
それを、できるだけわかりやすく整理してみます。

これは誰かを責めるためではありません。
同じような出来事に、私たち自身が巻き込まれないための「気づき」です。


① 事実よりも「ワクワクする物語」から始まる

彼の話は、数字や細かい説明から始まりません。

代わりに、

  • 世の中はおかしい

  • 自分はそれを変えようとしている

  • 本当の真実はまだ知られていない

といった、心を動かす話から入ります。

ここで私たちは、
「正しいかどうか」よりも
「なんだか良さそう」「共感できる」
という感覚を先に持ってしまいます。

気づかないうちに、
話の中身ではなく、話している人そのものを信じてしまうのです。


② 成功話は大きく、失敗話はぼかされる

次に出てくるのが、過去の実績の話です。

  • うまくいった話は壮大に語られる

  • でも「いつ・どこで・どうやって」はあいまい

  • 失敗した話は「邪魔された」「理解されなかった」で終わる

ここでは、
事実というよりも「ストーリー」が優先されます。

本人に悪気がない場合もあります。
自分にとって都合のいい形で、
過去を信じ直しているだけなのかもしれません。


③ 法律やルールは「古いもの」「悪いもの」と語られる

話が進むと、こんな言葉が出てきます。

  • 今の法律は時代遅れ

  • 本当に大事なことは制度では守れない

  • 常識に縛られていては、新しい世界は来ない

こうして、
ルールそのものが「悪役」にされていきます。

すると、
グレーなやり方や無理のある話も、
「正義のため」「目覚めた人だけが分かること」
のように感じられてしまいます。


④ 「あなたは特別」「今だけ」の魔法の言葉

人を引き込む場面で、よく使われる言葉があります。

  • 本当は誰にでも話しているわけじゃない

  • あなたなら分かると思った

  • 今が一番大事なタイミング

こう言われると、
「選ばれた」「縁がある」と感じやすくなります。

でもこの感覚こそ、
冷静さを少しずつ手放してしまうポイントです。


⑤ 問題が起きると、姿を消し、また名前を変えて戻ってくる

うまくいかなくなったとき、
丁寧な説明や謝罪はあまりありません。

  • 連絡が取れなくなる

  • 発信が止まる

  • 話題そのものがなかったことになる

そして時間が経つと、
肩書きやテーマを変えて、
また新しい物語が始まります。


本当に欲しいのは「お金」よりも「承認」

一見すると、目的はお金のように見えます。

でも実は、

  • 注目されたい

  • すごい人だと思われたい

  • 誰かの前で輝いていたい

そんな気持ちの方が、ずっと強い場合があります。

お金は、その舞台を続けるための手段にすぎません。


私たちが大切にしたい視点

スピリチュアルな世界では、
「直感」や「波動」「ご縁」を大切にします。

それ自体は、決して悪いものではありません。

ただ、

  • 心が動いたあとに、事実も確認しているか

  • 人の雰囲気と、現実の仕組みを分けて考えているか

  • 違和感を「自分の未熟さ」で片づけていないか

この視点だけは、手放さないことが大切です。

物語に力があるからこそ、
それを支える「現実」も、同じくらい大切にする。

それが、自分を守る一番のスピリチュアルなのかもしれません。