オバマの千秋楽 | アンクルコアラのブログ

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今日、いよいよオバマが大統領として最後の演説を行った。言わば千秋楽である。

リアルタイムで見ていた訳ではなく、原文も確認していないので、軽々なことを書くのは避けようと思うが、ポイントは次の2点に集約されるようだ。

先ず在任8年間の業績についての自画自讃。日本人の感覚ならば相当な自負があっても「力足らずで充分期待にお応え出来なかった」と言うところだが、米国人の感性は全く違う。

ましてオバマケアもTPPも頓挫し、中東・クリミア・アフガンなど外交も世界のリーダーとしての役割を演じられず、同盟国からの不信を招いた8年間、決して自慢出来る業績とは言えないように思えるが、私の理解が足りないのだろうか。

第2のポイントは後任のトランプに対する牽制である。オバマケアをはじめ、数少ないレガシーを葬り去られる恐れが大きいから、分からないではないが。

入念に準備した演説の巧みさには定評あるオバマ、最後は決めゼリフ「Yes,We Can!」で締め括ったが、今日の演説は心なしか虚しさだけが残った。



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