数日前に、東京都教育委員会が来年度より都立中高での水泳の授業でプールへの飛込み指導を原則禁止すると発表した。
7月に都立の工業高校で、プールに飛び込んだ生徒が、底のコンクリートに頭を打ち付けて首の骨を骨折する事故が発生したことを受けての措置だと言う。
詳しいことが分からないので軽々に評することは出来ないが、水泳とは水中を泳ぐだけではなく、水中に飛び込む行為が不可欠のように思われる。
確かに禁止のきっかけとなった飛込み指導の方法は、いかにも危険で非合理的と思われるがそれは指導の問題であろう。
船上からの緊急避難、人命救助その他の場面で飛込みが出来ない人ばかりでは困るだろうと思うが。
ただ学校での飛込みを原因とする事故は結構多いらしいから、指導力に欠ける教師が増えているのかも知れない。
当たり前のことが教えられない教師の蔓延によって、当たり前のことが出来ない人間が増えていくとしたら、日本の活力ある未来は展望出来ない。
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