ISETAN SAKE マルシェー純米大吟醸ー | アンクルコアラのブログ

アンクルコアラのブログ

日本酒、ラグビー、美術展、日本古代史、その他ランダムに雑感を綴って行きます。気まぐれなので更新は不定期かも?

最近はデパートの催事企画として、日本酒飲み比べ会がしばしば開催される。5月の末にも池袋西武で開催された「酒と肴の味紀行」にも行って来たが、日本酒ファンの私としては実に喜ばしいことである。

今伊勢丹新宿店で開催されている「ISETAN SAKE マルシェー純米大吟醸ー」もその手の企画である。
photo:01


獺祭も含めて、最もグレードの高い純米大吟醸を全国の酒蔵から集める力は、百貨店業界の盟主である伊勢丹ならではのものである。

昨日下見に行ったところ、滅多にお目に掛かれない「智恵美人 純米大吟醸」(大分・中野酒造)が出展していて、飲み比べも出来ることを確認したので、今日早速行って来た。

会場はトークショーのステージ、出展している各地の酒蔵の試飲コーナー、純米大吟醸飲み比べBAR、そして獺祭BARの4つに区画されている。

迷わず飲み比べBARの列の最後尾に付くと、意外に早く順番が回って来た。
photo:02


全部で152種類の銘柄から3つを選んで飲み比べが出来る。料金はグラス3杯で680円は、純米大吟醸だからまずまずお得と言えるだろう。

但し立飲みで、肴はないから回転は速い。酒呑みとしてはじっくり腰を据えて、旨い肴と共に味わいたいところだが、回転を良くして皆が楽しめること優先だから致し方ない。

しかし午後ともなれば、人気の銘柄は売り切れになっている。例の「智恵美人」も売り切れとなっていた。

迷った挙句私が選んだのは、白隠正宗(静岡)・小鼓(兵庫)・小左衛門(岐阜)の3種である。
photo:03


家人は井之頭(長野)・北雪(新潟)・越ノ寒梅(新潟)を選び、それぞれ飲み比べてみた。

その中では井之頭と北雪が私の口に合ったようだ。いつも純米吟醸か特別純米を飲んでいるので、純米大吟醸はピュア過ぎて些か物足りなく感じたのかも知れない。

かつては幻の酒として珍重された越の寒梅が、全く美味いと感じられなかったのには驚いた。他の銘柄に比べてキレがない。現代では時代遅れとなっているのかも知れない。

このまま終るのも詰まらないので、更に奥出雲(島根)と水尾(長野)を追加して試飲を続けた。

この日試飲した8種では、奥出雲がベストということで家人と一致した。

飲み比べの後は、銘柄ごとの即売コーナーに、最後の一本残っていた智恵美人と井之頭を購入して会場を後にした。

智恵美人の感想はいずれこのブログにてご報告したい。



iPhoneからの投稿