防災の日 | アンクルコアラのブログ

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日本酒、ラグビー、美術展、日本古代史、その他ランダムに雑感を綴って行きます。気まぐれなので更新は不定期かも?

昨日9月1日は防災の日。政府をはじめとして多くの自治体や企業、学校などでは防災訓練が行われた。

元々9月1日を防災の日としたのは、1923年9月1日に関東大震災が起こったことによる。また二百十日が丁度9月1日近辺ということもあるようだ。

それゆえこの時期、台風や集中豪雨が襲来し、大きな被害が発生して防災訓練どころではないことも屡々ある。

現に今も広島の土砂災害がまだ終息しておらず、今年は改めて「防災」を考えさせられる日となった。

最近の異常気象による被害規模の巨大化を取り上げて、NHKで異常災害の特番が4回シリーズで組まれ、タモリと上條倫子アナが司会を務めている。

この土日で前半の2回を観たが、相変わらずこういうシリアスなテーマでのタモリは全く面白くない。あれなら局アナかベテラン解説委員で充分である。また上條アナは本来NHK離れした優れたキャラの持ち主とみているが、その良さが出ていない。

昼間、車を運転している時にラジオでプロデューサーが制作意図を述べているのを聞いて、面白そうだったので観たものの今ひとつだった。その理由の一つに「CGの使い過ぎ」があるのではないか?CGで描く災害画像は良く出来てはいるが、現実感がなく安っぽい。むしろ過去の災害映像の迫力には遠く及ばない。

これからの放映テーマは地震と噴火だそうだ。個々のテーマの掘り下げも大事だが、真の恐怖は「巨大地震・巨大台風・大噴火の同時発生」ではないかと思っている。

関東大震災の日が二百十日と重なるというのも象徴的ではないか。またこの8月31日には桜島で大噴火が報じられたばかりだ。複合大災害が現実のものとならないことを祈るばかりだが、発生したときの被害シミュレーションこそ必要ではないかと思う。

シミュレーションの結果を知って、どんな対策を打てるか?費用対効果の面から、ベストは無理でもベターな対策を検討して行くしかないだろう。「杞憂」の故事は、総務を担当するようになった今は笑えない。



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