日本酒二題 | アンクルコアラのブログ

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日本酒、ラグビー、美術展、日本古代史、その他ランダムに雑感を綴って行きます。気まぐれなので更新は不定期かも?

最近ご無沙汰していた日本酒の話題を二つお届けする。

先ずは伊勢のお酒「おかげさま」。夏休みに20年振りの式年遷宮に沸く伊勢神宮に行かれた先輩のお土産である。
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伊勢にただ一つの酒蔵である伊勢萬の製品で、「伊勢慶酒」と銘打っている有難い酒だ。五十鈴川廼伏流水で造ったというのもポイント高い。

味わいは予想通りのスッキリ系でサラリと飲みやすく、どんな肴にも合う。300mlの小瓶はあっという間に空となった。

次はあのはせがわ酒店主催の「Sake Competition 2013」で、純米吟醸部門4位に食い込んだ福岡の酒「栄田」である。
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開栓して一口目の印象は、酸味の勝った辛口の酒。ネットでは重口の酒という評判が多いようだが、飲んだ感じは切れ味が前面に出ていた。

しかし平政やヨコワの造りと共に飲み進むにつれ、味わいはまろやかさを増して行く。酸味は余り気にならなくなり、切れ味が後ろに下がる一方で旨味が目立って来た。評判通りの美味さである。この銘柄に限らず吟醸酒は刻々と味わいに変化が生じて来るのが面白い。取敢えず1合半程飲んで、後は明日の楽しみにしよう。さて明日はどんな味わいを楽しませてくれることやら。


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