今ムニエルの「演奏会用ワルツ」を特訓中です。
「スペイン風奇想曲」「ビッザリア」「LOVE SONG」などムニエルの主な独奏曲はほとんど弾いてきましたが、この曲は触り程度で、全曲通して弾く機会は今までありませんでした。
有名な曲ですが、私にとっては未知に近い曲で、今回挑戦する事にしました。
最近ようやく全曲通して完奏できるようになりましたが、まだまだ納得できるレベルに達してません。まだまだ修行が必要ですが、数か月前に手に入れたVinacciaも綺麗に鳴り始め、弾いていて楽しくなります。
弾きづらい個所はあるものの、技巧的には難しくはないのですが、最初から最後まで飽きさせず曲の持つ優雅な美しさを感じさせるには力量が必要かもしれません。
この曲最初に出てくるワルツのメロディが美しく印象的です。惜しむらくは、このメロディがこの一回きりで、後には変奏としてでも出て来ない点です。もう少し色んなバリュエーションを付けて展開していくとさらに良かったのにと思います。また曲の最後の終わり方もあっけなく、後半の盛り上げ方が物足りません。演奏時間は長くなりますが、上手く編曲してつなぎ合わせたらさらに良い曲になると思います。
この曲に挑戦する前にいくつか模範演奏を聴いたのですが、良かったのが、これ。
伊丹典子さんの演奏。冒頭のワルツのトレモロが最高に美しい!