昨日12月13日古巣の明大プレ研の演奏会に行ってきました(会場 武蔵小金井の宮地楽器ホール)。今頃は定演をやる大学のマンドリンサークルが多いようで、プレ研のプログラムの中に早稲田12/20、慶応12/21、東大12/21のマンドリンクラブのチラシも挟まれていました。

 

今年のプログラムは少し厚めで、厚紙の表紙で装丁されて立派な作りでまず驚いた。特に曲の解説文の文章が良く、曲想を上手く伝えていてとてもいい。メンバー紹介のページを見ると、ファースト11名に対しセカンド7名、ファーストの方が多いが、主題を強調するにはこのくらいの比率がいいかもしれない。なお、マンドセロは7名もおり低音部を厚みを出すのにはいい人数だ。新入生も20名程度入ったようなので、安泰だ。先輩としては非常に嬉しい。

 

毎年のように1部と3部は全員、2部は卒業生演奏という構成だ。

ファーストが多いせいか主題がぼやけず明確に聴こえた。トップ級の奏者の音しか聴こえない団体も多いが、皆音量を良く出しており、ファーストセカンド共に厚みとパワーが感じられた。特にその良さが発揮されたのは一部のパストラルファンタジーだ。弱音から最強音、それから弱音へと移る部分などダイナミックレンジが広く、この曲の雄大さ力強さを上手く表現していた。4年生のトップ級の奏者が上手く導いているようにも見られるが、今後もこのパワーのある演奏を聴かせて欲しい。

二部の卒業生演奏では細川ガラシャが秀逸だった。日本的叙情の雰囲気がよく出ていたし、音の切れ味よくテンポ感も素晴らしい。普通は大人数でやる曲だが音量もよく出ていたので違和感を感じなかった。

会場が家から遠く遅くなるので三部の最後の曲遥かなる旅路は聴かずに帰った。もう少し都心に近い会場ならもっと人を集められるし、人が集まっても恥じない演奏になってきている。来年以降はもう少し都心に近い会場にし積極的にPRしたらいいと思う。

あと、気になったのは演奏中のチューニングをする奏者が多かった事。曲の前にもう少し時間かけてチューニングした方がいい。見ている方は落ち着いて聴けない。弦の巻き方や弦の替える時期も左右するので、よく研究するといいと思う。

 

去年よりさらに進歩した感じの演奏だったと思います。プログラムの選曲も独自性バラエティに富み、早慶などのクラシック大曲主義でないところもいい。来年も期待したい。