
2月の12日に竹間久枝氏の新譜CD発売記念の演奏会に行くつもりだったのですが都合で行けず、当日会場でも販売された新譜のCDと同時発売になった楽譜集をiイケガクから取り寄せたのが演奏会直後。しかし公私共に忙しく最近になりようやくCDを聴いたり、楽譜を見たりできるようになりました。
それにしてもCD発売記念に演奏会開くのはよくある事なのですが、CDや演奏会で披露する曲の楽譜集を同時に発売するのはあまりない事です。とても商売上手ですし、それだけこれらの独奏曲を広めたいという意識の表れでもあるのでしょう。楽譜集のはじめの1ページ目の竹間氏のコメントが出ていますが、彼女の言う通り独奏曲は一般的には手に入りにくく、知られてない曲もある事は確かです。私のような独奏マンドリンを愛する者にとっては本当にありがたい事です。
さて、そのCD一通り聴きましたが、ギターと息が合った素晴らしい名演です。演奏会に行けなかったのが悔やまれます。楽譜集にはCDに収録されてない曲もあるのですが、めったに聴けないパガニーニ作曲の珍しい曲も二つあり、興味をそそります。難易度の異なる曲を選んでいるので、若い人達が独奏マンドリンに興味を抱くきっかけにもなる楽譜かもしれません。そういう意味でも好企画だと思います。
左手の指の指定もありますが、竹間氏は「各奏者の考える音楽表現や身体的形状や癖によっても当然変わってくるものだと思いますので表記を厳密に守る必要はありません。」と始めにコメントしています。この意見には同感できます。ただ竹間氏の運指法、とても参考になるものです。プロの指使いを知る上でも非常に参考になります。
現時点では、この楽譜集に載っている曲にチャレンジする余裕はなく、現在弾いているレオーネのアリアと主題や今まで弾いてきたカラーチェの前奏曲をさらう事に力を入れています。もっと時間的にも余裕が出来てきたら、CDの竹間氏の演奏をお手本にして楽譜集の曲にも挑戦しようと思っています。
ところで、間もなくGelasが到着します。今度のGelasはある意味で非常に珍しいです。間もなく紹介できるでしょう。