


ならとイグチ楽器が毎月開催しているクリニックに出してみた。当日は都合が悪かったので、前日に
持ち込んだ。同時にブリッジの変更と弦の張替(アルス)もお願いした。
イグチ楽器のクリニックは月2回、製作家の小林氏と弟子の笹川氏が交代で受け持っているようだ。
今回は小林氏の番だった。小林氏は片岡マンドリン研究所の片岡先生とかの御用達らしいし、笹川氏
は堀雅貴氏の御用達らしい。結構関東では知名度が上がっている方々だ。秋に開催される楽器フェア
に毎年欠かさず出品している事もあるのだろう。
先日ようやく楽器を引き取った。もちろんすぐに弾いてみた。やはりブリッジを交換した為かさらに
音が良くなった。とても甘美な音色で、心地の良い響きだ。普段使用しているGelasやEgild
より弾きにくい部分もあるが、全く違う世界の音だ。これはちょっと言葉では表せない。やはり予想は
していたが、姿だけでなく音も美しいVinacciaだった。大事に使いたいと思う。
変更したブリッジだが、サドル部分は現代風だが、それ以外はVinacciaの時代のものに近い形の
ものに変更してくれた。違和感なく非常に満足だ。